東京株式(大引け)=36円高、超薄商いのなかも続伸で年初来高値更新
大引けの日経平均株価は前週末比36円42銭高の2万2939円18銭と続伸。東証1部の売買高概算は10億5644万株、売買代金概算は1兆5458億2000万円。値上がり銘柄数は889、対して値下がり銘柄数は1073、変わらずは102銘柄だった。
きょうの東京市場は、薄商いのなか模様眺めムードが強かったが、そのぶん売り圧力も限定的で株価は“閑散に売りなし”の格言を地で行く展開となった。前週末の米国株市場でNYダウ、ナスダック指数ともに軟調だったことや為替が円高含みで推移したことなどが向かい風となったが、下値を売り叩くような動きはみられない。前場は小安く引けたことで、日銀のETF買いへの思惑が浮上し、後場の強調展開につながった。上値も重かったが、日経平均は続伸して年初来高値を更新。もっともクリスマス休暇に伴い海外投資家の参戦がみられず、市場エネルギー不足は歴然で、全体売買代金は1兆5000億円台と約2年ぶりの低水準となった。
個別では、キヤノン<7751.T>がしっかり、安川電機<6506.T>、キーエンス<6861.T>も買い優勢だった。ジーンズメイト<7448.T>が大幅高、飛島建設<1805.T>、木村化工機<6378.T>も値を飛ばした。シグマクシス<6088.T>、北の達人コーポレーション<2930.T>も高い。日本カーボン<5302.T>が買いを集めたほか、日本トムソン<6480.T>、ダイフク<6383.T>も上昇した。ヤマシンフィルタ<6240.T>、ライオン<4912.T>も高い。
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが冴えず、ニトリホールディングス<9843.T>が急落、愛眼<9854.T>も大きく値を下げた。GMOインターネット<9449.T>、エスクロー・エージェント・ジャパン<6093.T>も売られた。オルトプラス<3672.T>が大幅安、ペッパーフードサービス<3053.T>、IDEC<6652.T>も下値を探る展開に。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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