東京株式(前引け)=利益確定売り優勢、内需株の一角には買い
きょう前場の東京株式市場は終始軟調。前日の欧州株式市場が総じて軟調だったほか、米国でもNYダウは小幅続伸で最高値を更新したものの上値が重く、ここ急速に戻り足をみせていた日経平均も利益確定の売りに押された。外国為替市場では取引時間中にやや円高に振れ、1ドル=106円台を割り込んだことも輸出株中心に売りを誘発した。業種別では建設、不動産などの内需株の一角に買いが集まっている。
個別では、任天堂<7974.T>が4日ぶりに急反落し値下がり率トップ、売買代金は前場で3500億円を超える大商いを続け、2位のソフトバンクグループ<9984.T>の約10倍と群を抜いている。タカラトミー<7867.T>、マーベラス<7844.T>、第一屋製パン<2215.T>などのポケモン関連株も大幅安。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが軟調。ファーストリテイリング<9983.T>も値を下げた。半面、ソフトバンク、LINE<3938.T>が堅調、JR東日本<9020.T>、住友大阪セメント<5232.T>も買いが優勢だ。エスケイジャパン<7608.T>が3連続ストップ高で目を引く。サノヤスホールディングス<7022.T>も高く、任天堂の周辺銘柄は明暗が分かれている。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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