東京株式(大引け)=74円安、円安基調もアップル株急落の余波で続落
大引けの日経平均株価は前営業日比74円20銭安の2万2088円04銭と続落。東証1部の売買高概算は13億4383万株、売買代金概算は2兆1614億2000万円。値上がり銘柄数は955、対して値下がり銘柄数は1035、変わらずは91銘柄だった。
きょうの東京市場は、売りに押される展開。北朝鮮が核実験やミサイル発射の中止を表明したことはポジティブ材料だが、前週末の米国株式市場が続落歩調でアップル株の急落など半導体関連株への売りが目立ったことが重荷となった。しかし、外国為替市場で1ドル=107円台後半と円安水準で推移したことはプラスに作用し、日経平均は寄り後高くなる場面もあった。保険や銀行など金融株が強い動きをみせたほか、鉄鋼や非鉄株も底堅かった。日経平均は後場終盤に下げ渋ったものの続落。ただ、大型株は全体的に強くTOPIXの下落幅はわずかだった。値下がり銘柄数1035に対し値上がり銘柄数も955とその差は80銘柄にとどまっている。
個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が軟調、SUMCO<3436.T>も売りに押された。ファーストリテイリング<9983.T>も安い。エンプラス<6961.T>が急落、ヤーマン<6630.T>も大幅反落となった。アコム<8572.T>も大きく値を下げた。福井コンピュータホールディングス<9790.T>、レーザーテック<6920.T>が下落、シャープ<6753.T>も売られた。ヤマダ・エスバイエルホーム<1919.T>も下値模索の展開に。
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが堅調、第一生命ホールディングス<8750.T>など生保株にも買いが目立つ。武田薬品工業<4502.T>も反発した。宮越ホールディングス<6620.T>がストップ高で買い物を残し、エムアップ<3661.T>、セレス<3696.T>、オハラ<5218.T>なども値を飛ばした。三井E&Sホールディングス<7003.T>、住石ホールディングス<1514.T>も物色人気。
出所:minkabuPRESS
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