ドラフト、今期経常を61％上方修正、配当も1円増額

　ドラフト <5070> [東証Ｇ] が8月14日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益は1億1200万円の赤字(前年同期は1億1300万円の赤字)に赤字幅が縮小し､従来の2億9400万円の赤字予想からも赤字幅を縮小して着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の4億6600万円→7億5000万円(前期は8700万円)に60.9％上方修正し、増益率が5.4倍→8.6倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益は前年同期比4.3倍の8億6200万円に急拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→6円(前期は5円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比72.4％増の1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.1％→4.8％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　いわゆるコロナ禍からの回復基調が鮮明となってくる中、高いデザイン性・企画力を有する当社グループのデザイン事業への需要は、短期的な拡大ももちろんながら、中長期的なプロジェクトとしての拡大も重なり、期首想定よりも高い水準となっています。事業としては好調に推移していることから、売上高については、当初予想を上回る着地となる見込みです。　この売上高の拡大見込みに加えて、デザイン・設計単独プロジェクトなど利益率の高い案件獲得が進み、売上総利益も計画を上回る見通しであること、販売費及び一般管理費が概ね計画通りとなる見通しであることから、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益はともに前回発表予想を大幅に上回る見通しとなりました。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営上の重要政策の一つと位置付けており、利益配分につきましては「積極的な将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、連結当期純利益に対する配当性向20％を目標とした配当（中間配当・期末配当）を目指す」こととしております。　2023年12月期の配当予想につきましては、2023年12月期通期業績予想の上方修正を考慮し、１株当たりの期末配当予想を6.00円に修正いたします。（注）上記に記載した業績予想数値等は、当社が現時点で入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいております。従って、実際の業績等は業況の変化等により、上記の予想数値と異なる可能性があります。