■INPEX <1605> 1,840円 (+51円、+2.9%)
石油関連株が軒並み高。INPEX <1605> [東証P]が5日続伸。石油資源開発 <1662> [東証P]や出光興産 <5019> [東証P]も5連騰し、ENEOSホールディングス <5020> [東証P]は年初来高値に買われた。24日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の9月限が前週末比1.67ドル高の1バレル=78.74ドルに上昇。一時79.28ドルと約3ヵ月ぶりの高値圏に買われた。サウジアラビアなど石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどから構成する「OPECプラス」が減産方針を継続するとの見方が出ているほか、米国は夏のドライブシーズン入りでガソリンなどの需要期を迎え原油需給が引き締まるとの観測が強まった。また、中国が近く景気刺激策を打ち出すとの思惑が出ていることも原油価格の上昇要因となっている。
■ACSL <6232> 1,319円 (+34円、+2.7%)
ACSL <6232> [東証G]が4日ぶり反発。25日、国産産業用ドローン 「SOTEN(蒼天)」の専用訓練トレーナー「SOTENバーチャルトレーナー」の販売を開始すると発表した。ドローンの普及促進と事業への好影響を期待した買いが入ったようだ。VFR(名古屋市中村区)と理経 <8226> [東証S]とともに開発した。時間や場所を選ばず、さまざまな状況においてドローンの操縦訓練を実現する。ドローンを飛ばす場所がない利用者や、非常時の操作に不安を覚える操縦者のニーズに対応する。7月25日に先行予約を開始し、8月末の販売開始を予定する。
■グッドコムA <3475> 842円 (+19円、+2.3%)
グッドコムアセット <3475> [東証P]が3日続伸。24日の取引終了後、東京都新宿区北新宿に取得したマンション開発用地に関して隣接地も購入できることになり、予定していた規模以上のマンションを建築可能になったと発表したことが好感された。用地面積が拡大し総戸数も59戸から69戸に拡大する。
■寿屋 <7809> 2,451円 (+55円、+2.3%)
寿屋 <7809> [東証S]が続伸。25日午前10時ごろ、製品・イベント情報などを掲載する「製品情報ポータルサイト」をリニューアルしたと発表しており、好材料視された。レイアウトの調整やスマートフォン環境への最適化、検索性能の向上、英語ページへの切り替え仕様の改善など全面的な改善・機能追加を行い、見やすさや使いやすさが大幅にアップしたとしており、リニューアルによる利用層の拡大を期待した買いが入ったようだ。
■バルテス <4442> 3,785円 (+85円、+2.3%)
バルテス <4442> [東証G]が4日ぶり反発。24日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めることで投資家により投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることが目的としている。
■大倉工 <4221> 2,272円 (+50円、+2.3%)
大倉工業 <4221> [東証P]が3日続伸。24日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1-6月)連結業績について、営業利益が22億円から24億円(前年同期比9.4%増)へ、純利益が16億5000万円から23億円(同25.7%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。合成樹脂事業で販売数量が減少したことなどから、売上高は397億円から393億円(同2.5%増)へ下振れたものの、新規材料事業において大型液晶パネル向け光学フィルムの在庫調整が一段落し、受注が回復してきたことなどから利益は上振れた。また、投資有価証券売却益4億2800万円を特別利益として計上したことも寄与する。
■小野薬 <4528> 2,640.5円 (+55円、+2.1%)
小野薬品工業 <4528> [東証P]が3日続伸。25日、同社と米ブリストル・マイヤーズ・スクイブ
■Jテック・C <3446> 2,396円 (+45円、+1.9%)
ジェイテックコーポレーション <3446> [東証P]が続伸。5日・25日移動平均線もゴールデンクロスを示現し、目先底値圏離脱を明示した。研究・実験施設向けに超高精度X線ミラーを手掛け高い実績を誇るほか、次世代半導体 向けに独自技術を駆使して開発したハイスペックな次世代半導体研磨装置も注目されている。そうしたなか、24日取引終了後、米ローレンス・バークレー国立研究所から総額約1億3000万円の超高精度X線ミラー「Osaka Mirror」の大型受注を獲得したことを発表、これを好感する形で投資資金の攻勢が続いている。出荷時期は24年6月期第4四半期以降を見込んでいるが、来期以降の業績押し上げ効果を期待した買いを引き寄せた。
■テンポスHD <2751> 2,502円 (+42円、+1.7%)
テンポスホールディングス <2751> [東証S]が反発。24日の取引終了後、魚介類の卸事業や回転寿司を中心とした飲食店事業などを展開するヤマト(千葉県鴨川市)の全株式を9月11日の予定で取得し、子会社化すると発表したことが好感された。飲食店経営を自社で行うことで、拡大及び立て直しのノウハウを身に付けるほか、飲食事業を伸ばすことでグループが目指す時価総額1000億円の早期達成を実現させるのが狙い。取得価額は非開示。なお、24年4月期業績への影響は精査中としている。
■ティムコ <7501> 765円 (+13円、+1.7%)
ティムコ <7501> [東証S]が続伸。24日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、23年11月期第3四半期に投資有価証券売却益2000万円を特別利益として計上すると発表したことが好感された。なお、23年11月期通期業績予想への影響はその他の要因も含めて精査中としている。
■レーザーテク <6920> 20,655円 (+260円、+1.3%)
レーザーテック <6920> [東証P]が続伸。同社が前日24日取引終了後に23年6月期の業績予想の修正を発表、最終利益は従来予想の330億円から450億円(前の期比81%増)に大幅増額修正しており、これを好感する買いを呼び込んだ。業績修正の背景は為替の円安メリットが主要因だが、同社の看板商品であるマスク検査装置は高水準の受注残を抱え、先行きの収益見通しは明るい。好業績を背景に株主還元も強化し、23年6月期配当は従来計画から49円上方修正した年178円(22年6月期実績は97円)とすることも併せて発表しており、これも株高を助長した。
※25日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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