<動意株・10日>(大引け)=出光興産、ビジョナリー、日本トムソンなど
ビジョナリーホールディングス<9263.T>=後場に入って急騰。同社はきょう正午すぎに、眼鏡・サングランスの輸入卸販売などを行うVISIONIZE(ヴィジョナイズ、東京都世田谷区)の全株式を取得し、子会社化すると発表。これによるシナジーなど期待されているようだ。 VISIONIZE社は、世界トップブランドのアイウェアを手掛けるマルコリン社(イタリア)の日本総代理店として、眼鏡など小売市場での盤石な顧客基盤を持ち、ブランド力を高めるプレス、マーケティング活動や輸入・品質管理・納品管理などのロジスティック面で強みを有する企業。ビジョナリーHDはVISIONIZE社を子会社し、顧客基盤の連携やサービス・商品調達の相互供給、高付加価値型店舗の共同開発・出店などを進める。なお、株式の譲渡実行日は8月31日を予定し、取得価額などは非公表としている。
日本トムソン<6480.T>=3連騰。東海東京調査センターが6日付で投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価1310円で新規にカバレッジを開始したことが引き続き好材料視されているようだ。同センターでは19年3月期の営業利益について、会社予想の55億円を大きく上回る65億円(前期比2.5倍)と予想。主要製品(軸受けなど)の受注が18年3月期に急増(前期比56%増)したことに加えて、売価の引き上げによる収益性の改善が期待されることが要因としている。
ヤフー<4689.T>=急伸。この日の寄り前に、6億1111万1211株(発行済み株数の10.73%)、約2200億円を上限に自社株買いを実施すると発表しており、これを好感した買いが入っている。ソフトバンクグループ<9984.T>子会社のソフトバンクが公開買い付け(TOB)により米アルタバ(旧米ヤフー)から保有するヤフー株の一部を取得し、ヤフーがソフトバンクからTOBにより取得するとしている。
ローツェ<6323.T>=3日続伸で後場一段高。ここ半導体関連株への見直しが進んでいる。米国株市場ではインテルやエヌビディアなどが7月に入りリバウンドを鮮明としており、フィラデルフィア半導体株指数も戻り足を強めている。半導体メモリーはスマートフォン向け需要が減速傾向にあるとはいえ、中国のメモリー投資は政府主導の「中国製造2025」を背景に引き続き拡大基調を強めている。また世界的に、半導体デバイスは車載向けが高水準の伸びを示しているほか、ビッグデータ対応のデータセンター増設に伴う需要も旺盛で関連銘柄に吹く追い風は強い。
ジェイグループホールディングス<3063.T>=急反発し年初来高値を更新。同社が9日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高37億7400万円(前年同期比1.1%増)、営業利益2800万円(同3.2倍)、純利益2200万円(前年同期収支均衡)となったことが好感されている。飲食事業で1店舗を新規出店したほか、6店舗の業態転換を行ったことが奏功した。また、前期に子会社化したかわ屋インターナショナルで「博多かわ屋」のフランチャイズ展開に取り組んだことも寄与した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:minkabuPRESS
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