ＪＣＵの第１四半期は８％営業増益、４０万株を上限とする自社株買いも発表

　ＪＣＵ<4975.T>がこの日の取引終了後、第１四半期（４～６月）連結決算を発表しており、売上高４９億２１００万円（前年同期比２．７％増）、営業利益１３億７７００万円（同７．７％増）、純利益９億７２００万円（同７．１％増）だった。

　中国向けに５Ｇ基地局に使用されるアンテナ用プリント基板や、５Ｇ対応の監視カメラ用プリント基板の需要が増加したほか、台湾向けに高機能電子デバイス向けプリント基板やサーバー向け半導体パッケージ基板が増加し、主力のメッキ薬品が伸長したことが牽引役となった。

　なお、２１年３月期通期業績予想は、売上高２２０億円（前期比１．４％減）、営業利益６４億円（同１．６％増）、純利益４４億５０００万円（同０．８％増）の従来見通しを据え置いている。

　同時に、上限を４０万株（発行済み株数の１．５１％）、または１０億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は２０年８月５日から２１年２月２８日までで、機動的な資本政策を遂行するためとしている。

出所：MINKABU PRESS