綜研化学、今期経常を16％下方修正、配当は5円増額

　綜研化学 <4972> [ＪＱ] が2月26日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の25億円→21億円(前期は26億円)に16.0％下方修正し、減益率が3.8％減→19.2％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の14.3億円→10.3億円(前年同期は13.8億円)に27.9％減額し、一転して25.3％減益計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の50円→55円(前期は70円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 平成31年3月期通期の業績につきましては、液晶ディスプレイ関連用途を中心に主力の粘着剤関連製品の販売が想定を上回って推移しておりますが、米中貿易摩擦による中国経済の減速やスマートフォン関連の需要減少の影響を受けて、中国市場における特殊機能材および加工製品の販売が低迷していることなどから、平成30年5月15日に公表した連結及び個別業績予想を修正いたします。

　　 当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要政策の一つと考え、事業拡大や技術革新に対応した設備・研究開発投資による収益性の向上、財務体質の強化を図りながら、配当水準の向上と安定化に努めることを基本方針としております。 この方針に基づき、平成31年3月期の期末配当予想につきましては、今後の事業展開、設備投資等の資金需要、内部留保の水準など総合的に勘案し、前回予想から5円増額し一株当たり55円（普通配当）に修正いたします。 なお、本件につきましては、平成31年6月に開催予定の定時株主総会に付議する予定であります。　（注）当資料に記載している業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。