<動意株・6日>(大引け)=神鋼環境、ミツミ、コニシなど
ミツミ<6767.T>=急反発。米アップル社の「iPhone5」の販売は伸び悩んでいるものの、それを補う形で韓国サムスンをはじめ他の世界のスマホメーカー大手が攻勢を強めており、コンデンサーなどの部品需要や、半導体メーカー各社の設備投資需要の喚起を促している。その中、同社はPBRが0.6倍と同業他社と比べ割安感があり、07年には5640円の高値実績を持つなど天井の高さも際立っていることが、投機資金の食指を動かしている。
コニシ<4956.T>=反発。接着剤の最大手で、住宅・建築分野で強みを発揮、耐震補強工法で高い評価を得ていることから、復興などに絡んでの受注増が期待されている。今3月期は連結営業利益で59億5000万円(前期比10.6%増)と2ケタ増益の見込みで業績好調も安心感がある。
GSIクレオス<8101.T>=波乱展開。商いを膨らませ連騰し、前場引け時点で東証1部の値上がり率トップに。特に目新しい材料は観測されていないものの、特定筋介入の思惑浮上に加えて、株価低位でPERやPBRなど指標面の割安感も手伝い、往年の仕手性を発揮した。ただ、後場は次第安となり結局マイナスで引けた。
ユナイテッド<2497.T>=ストップ高。引き続き「CocoPPa(ココッパ)」のAndroid版リリースを好感している。「CocoPPa」はスマートフォンのホーム画面を自分らしくすることができる、ショートカットアイコンや壁紙のイラスト投稿コミュニティで、昨年7月にiPhone版をリリースし、既に累計800万ダウンロードを超過。一部には「第2のLINE」との声も聞かれており、ダウンロード数拡大による業績寄与が期待されている。
東京個別指導学院<4745.T>=上伸。文部科学省は5日、大学入試センター試験を5年後をメドに廃止し、高校在学中に複数回受けられる全国統一試験を創設して大学入試に活用する検討を始めたと、6日付日本経済新聞が報じている。高等教育の質を高めることを重視し、グローバル人材の育成につなげる方針で、これが同社など塾産業にとってもビジネスチャンスにつながるとの思惑が短期資金の買いを誘ったようだ。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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