「化粧品」関連がランクイン、インバウンドやシルバー層向けに成長持続<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「化粧品」が13位にランクインしている。
顔や体を美しくみせる美容関連商品には常に高い需要があり、化粧品はその代表格。近年は女性に限らず男性向けの市場開拓も進んでいる。また、社会の高齢化が進むなか、アンチエイジング志向が高まりをみせ、人口構成比率が多く可処分所得の比較的潤沢な、シニア層向け市場もさらなる拡大が見込まれる。
一方で、訪日外国人旅行客による、いわゆる爆買いブームがやや沈静化するなかにあっても、日本メーカーの製造する化粧品に対する信頼性は揺るぎないものがあるようで、この分野でのインバウンド消費は継続的な成長をみせている。
資生堂<4911.T>は3月5日、2018~20年までの中期経営計画を発表した。20年12月期には売上高1兆2000億円以上、営業利益1200億円以上を目指す。国内の生産体制を強化して、中国や日本で人気を集めている高価格帯化粧品の生産・販売にさらに力を入れる。
カネボウ化粧品を傘下に持つ花王<4452.T>は、4月27日に18年12月期第1四半期(1~3月)連結決算を発表した。売上高3506億4500万円(前年同期比1.6%増)、営業利益394億4500万円(同2.2%増)の増収増益となった。化粧品事業では、デパートチャネルで展開している「SUQQU」や乾燥性敏感肌ケア「キュレル」ブランドが好調に推移したほか、中国を中心にアジアでの売り上げが大きく伸長した。
コーセー<4922.T>が4月27日発表した18年3月期の連結決算は、売上高が3033億9900万円(前の期比13.7%増)、営業利益が484億800万円(同23.6%増)と大幅な増収増益を達成した。19年3月期も売上高3230億円(前期比6.5%増)、営業利益520億円(同7.4%増)と、6期連続で最高益を更新する見通し。「コスメデコルテ」や「雪肌精」などの重点ブランドでグローバル展開を加速する。
このほかに関連銘柄としては、高級品の「ポーラ」と、通販の「オルビス」の2大ブランドを保有するポーラ・オルビスホールディングス<4927.T>、男性用化粧品で高いシェアを持つマンダム<4917.T>。さらに、通販主力の化粧品・健康食品メーカーのファンケル<4921.T>、北の達人コーポレーション<2930.T>。美容室向けヘア化粧品専業でトップのミルボン<4919.T>、対面販売による高級基礎化粧品のノエビアホールディングス<4928.T>、OEMでの化粧品生産を手掛ける日本色材工業研究所<4920.T>などがある。
出所:minkabuPRESS
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