大引けの日経平均は前日比178.09円高の27457.89円となった。東証プライムの売買高は12億2885万株、売買代金は2兆8971億円だった。セクターでは輸送用機器、水産・農林、海運を筆頭に全般買い優勢。一方、鉱業、医薬品、精密機器、サービス、鉄鋼の5業種が下落となった。東証プライムの値上がり銘柄は全体の84%、対して値下がり銘柄は14%となった。
個別では、円安進行を手掛かりにトヨタ自<7203>や日産自<7201>が大幅に上昇。トヨタ自はレーティング格上げも追い風となった。目標株価引き上げを受けたIHI<7013>
のほか、三菱重工<7011>、川崎重工<7012>など機械関連が軒並み急伸。JAL<9201>、JR西日本<9021>、資生堂<4911>、パーク24<4666>などのリオープン関連の一角が高い。
米長期金利の上昇を支援要因に三菱UFJ<8306>、第一生命HD<8750>など金融も買い優勢。海運では川崎汽船<9107>が急伸。高水準の自社株買いを発表したACCESS<4813>のほか、第1四半期が大幅増益となった菱洋エレク<8068>やトリケミカル<4369>が東証プライム市場値上がり率上位にランクイン。自社株買いと併せて自社株消却も発表したアンリツ<6754>も大幅高。大口受注の獲得を発表したタカトリ<6338>はストップ高比例配分となった。
一方、東証プライム売買代金上位ではレーザーテック<6920>や東エレク<8035>の半導体関連株のほか、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>が大きく下落。第一三共<4568>は5%近く売られた。レーティング格下げを受けてイビデン<4062>は急落。
日本製鉄<5401>や東邦チタニウム<5727>など資源関連の一角が下落。東証プライム値下がり率上位にはベイカレント<6532>、マネーフォワード<3994>、MSOL<7033>、SHIFT
<3697>などのグロース(成長)株が多く並んだ。原油先物価格の上昇一服でINPEX<1605>は利益確定売りに押されて大幅に下落。
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