シダックス、前期経常を72％上方修正

　シダックス <4837> [ＪＱ] が5月10日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想の5.1億円の黒字→8.9億円の黒字(前の期は1.2億円の赤字)に72.1％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.3億円→7.1億円(前年同期は3.8億円)に2.1倍増額し、一転して83.5％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、通期業績予想値を若干上回る見込みとなりました。営業利益につきましては、休業になった店舗の社員の再配置による費用削減や間接コストの削減等に取り組んだ結果、通期業績予想値を上回る見込みとなりました。　経常利益につきましては、役員に対する保険を一部解約したことによる保険解約返戻金の計上があったこと等により、通期業績予想値を上回る見込みとなりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、撤退店舗に係る固定資産売却損の計上等がありましたが、経常利益の増益に伴い、通期業績予想値を上回る見込みとなりました。　なお、当該業績予想どおりに推移した場合、当連結会計年度末時点において、複数の金融機関との間で締結しておりますシンジケートローン契約に規定する財務制限条項の「2021年３月期末における連結損益計算書に記載される営業利益を1,800百万円以上にすること」に抵触するおそれがありますが、新型コロナウイルス感染症の現状までの影響、今後の収束までの想定及び会社の対応策等を金融機関に説明を行った事により、シンジケートローン契約に規定する財務制限条項を「2021年３月期末における連結損益計算書に記載される営業利益を500百万円以上にすること」に修正の上、継続支援に向けて前向きに検討いただいております。