調剤システム事業及びその関連事業の売上高は74.50億円、営業利益は10.79億円となった。MAPsの出荷/展開の遅れでサービスの初期売上の未達により売上高が減少したものの、既存製品が当初計画より増加している。営業利益の減少は販管費の減少があったものの、販売件数の減少による利益の減少に加え、「MAPs for PHARMACY」の本格稼働により当連結会計年度において増加した減価償却費によるものである。また、今後の医療業界の発展に貢献すべく、病院と保険薬局のEHR連携サービスをシーエスアイと共同で提供することになった。
医科システム事業及びその関連事業の売上高は12.96億円、営業損失は0.35億円となった。医事会計システム「MRN」の拡販に引き続き注力した。また「MAPs for CLINIC」等の導入による顧客数の着実な増加により、課金売上高は順調に伸びている。なお、「MAPs for CLINIC」の本格稼働により当連結会計年度において減価償却費が増加したため、営業損失となった。
介護・福祉システム事業の売上高は3.76億円、営業損失は0.14億円となった。前第2四半期連結累計期間に、「響」シリーズ及び「シンフォニー」の初期売上を5年一括売上から月額売上へ変更し、ライセンス数の増加によるストック売上が堅調に推移したことに加え、「MAPs for NURSING CARE」の開発により当連結会計年度において資産計上が発生したため、営業損失となった。
その他の事業の売上高は5.76億円、営業損失は0.07億円となった。2020年3月期にスポーツジムと保育園を閉鎖したこと及び、コロナウイルス感染症拡大の影響で薬局経営事業は処方箋枚数が減少し、貸会議室事業は予約キャンセルを受け、収益が減少したことに加え、連結子会社によるキャッシュレス事業の初期展開で販売費が増加している。
2021年12月期通期の連結業績予想については、売上高が139.74億円、営業利益が15.08億円、経常利益が20.17億円、親会社株主に帰属する当期純利益が13.57億円を見込んでいる。なお、同社並びに国内子会社は2020年度より決算期を3月31日から12月31日に変更しており、決算期変更の経過期間となる2020年12月期の連結業績については、同社並びに国内子会社は4月から12月の9ヶ月間を、海外子会社は1月から12月の12ヶ月間を連結対象期間としている。このため、通期の対前期増減率については記載していない。
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