東京株式(前引け)=続落、日銀の決定会合目前で買い手控え
きょう前場の東京株式市場は、買い手控えムードのなか日経平均は下値を探る展開となった。日銀の金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を目前にして持ち高を減らす動きが優勢だったが、売り圧力も限定的。外国為替市場では1ドル=101円60銭近辺とドル売り円買いの流れで円高警戒感も根強い。不動産株や小売の一角が買われる一方、保険株が安く、電気や自動車などの輸出セクターも軟調な推移となっている。前場の売買代金は8000億円台と低調。
個別では任天堂<7974.T>が安く、村田製作所<6981.T>も軟調。ディー・エヌ・エー<2432.T>も売りに押されている。グリー<3632.T>が急落、GMOインターネット<9449.T>、ソフトブレーン<4779.T>なども大きく値を下げた。半面、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>、花王<4452.T>が堅調、三井不動産<8801.T>も買いが先行した。経営統合を発表したクミアイ化学工業<4996.T>、イハラケミカル工業<4989.T>はいずれも高い。クスリのアオキ<3398.T>が急伸、カカクコム<2371.T>も物色人気に。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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