ＴＯＷ、今期経常を27％上方修正

　テー・オー・ダブリュー <4767> [東証Ｓ] が2月8日後場(13:00)に決算を発表。24年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は前年同期比99.1％増の13.4億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の14億円→17.7億円(前期は11.7億円)に26.9％上方修正し、増益率が18.8％増→50.8％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益は前年同期比14.4％減の4.2億円に減る計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比86.7％増の9.5億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の13.9％→16.6％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の業績は当初計画（2023年８月９日公表）に対し堅調に推移しておりますが、わが国経済並びに広告業界の先行きは不透明な状況にあります。　このような状況の中、リアル領域の拡大、さらなるオンライン領域拡張への取り組み、高付加価値の提供によるフィー型業務及び発注適正化による収益確保を引き続き推進いたします。　販売費及び一般管理費につきましては、下半期はサステナビリティ方針に基づき、戦略的な人的資本への投資として、下半期より平均年収6.7％のベースアップ、採用の強化、教育研修への投資、事業の成長に向けた重点テーマへの取り組み等の基盤整備として、AI技術を含むデジタルテクノロジー、環境領域等に費用投下を進めてまいります。　通期連結業績予想につきましては、上半期の業績が当初計画を上回ったこと、上記人的資本及び重点テーマへの取り組み等への積極的な投資による販売費及び一般管理費の上積み分を加味し、上記のとおり修正いたします。　なお、配当金につきましては１株につき中間配当金７円、期末配当金を７円、通期で14円を予定しており、2023年８月９日の公表から変更ありません。（注）上記の予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な不確定要素が内在しておりますので、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合があります。