昭和システム、今期経常を15％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額

　昭和システムエンジニアリング <4752> [東証Ｓ] が3月25日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の8億円→9.2億円(前期は7.7億円)に15.3％上方修正し、増益率が3.1％増→18.8％増に拡大し、従来の10期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の1.9億円→3.1億円(前年同期は3.4億円)に64.2％増額し、減益率が45.6％減→10.6％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の40円→50円(前期は40円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　情報サービス市場においては、企業の事業拡大、競争力強化、業務効率化のためのIT環境整備等、システム化投資需要は拡大基調が継続しております。このような環境下、当社においても証券業を中心とした主力顧客のほか、幅広い顧客からの情報化投資が堅調に推移していることに加え、DXビジネス関連の受注も伸長したことで、売上高及び利益ともに前回予想を上回る見込みとなったため、上記のとおり修正いたします。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題と位置づけており、株主資本の充実と収益力の向上を維持するとともに、適正な利益配分を勘案の上、配当性向 30％～40％相当を目標として継続的に実現することを目指しております。　このような方針に基づき、2024年3月期の期末配当におきましては、今回の業績予想修正を踏まえ、今後の事業計画等を総合的に鑑み、前回発表予想に比べ10 円増配の1株当たり50円とさせていただくことといたします。