アイティフォー（4743）連休前の益出し売りは格好の押し目買い好機か◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

連休前の益出し売りは格好の押し目買い好機か

【事業内容】
　独立系のソフトウェア開発会社で、ネットワークの構築やBPOサービス、クラウド関連のソリューション提供等を行っている。金融機関向けなどに強みがあり、債権管理システムなどのソフト開発も手掛けている。さらには小売業をはじめとする幅広い業種で対応可能なCRMソリューション販売も。

【業績面】
　業績面においては1/31に第3Q決算発表を行い、売上高は前期比27.9％増収、経常利益は同19.5％増益と順調な拡大を見せるが、利益進捗率は49.4％で計画達成は最も寄与度が大きい期末（1-3月）業績次第と言える。今期はQRコード決済を手掛けるStarPayとの業務提携に続き、足元ではニーズウェルとの資本業務提携を発表、業容拡大に拍車がかかっている。

【株価動向】
　株価は3/23に安値476円まで下値を叩いた後は自律反発の動きを見せて600円台を回復。25日移動平均線が上向きに転換して下値サポート役としても心強い限り。決算発表を前に下方修正を発表済みでガイダンスリスクは無くなったほか、株価としても程よい調整をはさんだと言える。とはいえ今後の業績も堅調な増収増益基調をたどる期待感は変わらない。AIやRPAといった同社が得意とするテーマ性に市場の関心も高まることは自然な流れで、目先75日移動平均線のブレイクに期待したい。