大引けの日経平均は前日比14.17円安の32668.34円となった。東証プライム市場の売買高は12億6862万株、売買代金は2兆7807億円だった。セクターではゴム製品、その他製品、輸送用機器が下落率上位に並んだ。一方、パルプ・紙、電気・ガス、医薬品が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の52%、対して値上がり銘柄は42%だった。
個別では、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇を受けてレーザーテック<6920>、ルネサス<6723>、スクリン<7735>の半導体株が高い。神戸製鋼所<5406>、東京製鐵<5423>の鉄鋼、UACJ<5741>、東邦チタニウム<5727>、大紀アルミニウム
<5702>の非鉄金属のほか、SMC<6273>、日ぺHD<4612>など景気敏感株や中国関連株が堅調。ソフトバンク<9434>との業務提携が材料視されたソースネクスト<4344>、国内証券の新規買い推奨が好感された富士紡HD<3104>が急伸。OBC<4733>は決算を手掛かりに大幅高となった。
一方、イビデン<4062>、太陽誘電<6976>、芝浦メカトロニクス<6590>などのハイテクの一角のほか、直近買われていた三菱自動車<7211>、マツダ<7261>などの自動車が下落。サイボウズ<4776>は月次業績を受けて急落。決算を材料にKOA<6999>、富士通ゼネ<6755>が大幅安となり、シマノ<7309>、コメリ<8218>も売られた。IHI<7013>は共同開発に参画していたエアバス小型機に搭載されているエンジンに関するネガティブな報道で大きく下落。任天堂<7974>は外資証券のレーティング格下げが嫌気された。
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