<動意株・11日>(大引け)=大林組、島忠、ASTIなど
島忠<8184.T>=大幅高。同社は7日取引終了後に、156万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.2%)、40億円を上限とする自社株取得枠を設定したと発表。取得期間はきょう11日から来年4月30日までで、これによる需給の改善などが期待されているようだ。また、同時に17年8月期通期の単独業績見通しについて、売上高は1533億3300万円(前期比2.2%増)、営業利益は119億8100万円(同16.8%増)を見込むと発表しており、これも好感されているもよう。販促企画の拡充や人材育成に注力するとともに、1店舗の新規出店を計画している。
ASTI<6899.T>=急伸。同社はきょう午前9時に、17年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想修正を発表。営業利益は従来予想の1億8000万円を大きく上回り、4億8000万円(前年同期比2.9倍)になったようだと発表した。売上高も従来の185億円から189億円(同1.4%増)に増額修正。車載電装品分野を中心に堅調に推移したことに加え、合理化の推進や経費削減に努めた効果が寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
トーセ<4728.T>=ストップ高。同社は7日の取引終了後、17年8月期の連結業績予想を発表。売上高は60億8600万円(前期比24.9%増)、営業利益は7億3100万円(同2.8倍)、純利益は4億4600万円(同4.8倍)と大幅な増収増益を見込んでいることが好感された。今後大きな成長が期待できるVRコンテンツ案件、市場ニーズや収益性の高いスマートフォンゲーム案件の受注拡大に注力。また、家庭用ゲームソフトやスマートフォン向けコンテンツにおける開発業務の大型化・高度化に対応するために、フィリピン現地子会社の開発力・技術力向上にも取り組む方針。
リバーエレテック<6666.T>=ストップ高。同社はきょう、IoTなどの超低消費電力向けに対応した音叉型水晶振動子「TFX-04C」および「TFX-03C」の量産を開始したと発表。これが材料視されているようだ。「TFX-04C」および「TFX-03C」は、世界最小かつ業界トップの低損失(低直列抵抗)を実現。各種機器の小型化や低消費電流化に貢献することから、今後IoTに代表される成長市場などで高い需要が見込まれている。
古野電気<6814.T>=急伸。同社は7日の取引終了後、17年2月期の連結業績予想の修正を発表。売上高は810億円(前期比9.7%減)で据え置いたが営業利益を9億円から17億円(同41.6%減)へ、純利益を2億円から12億円(同54.3%減)へ上方修正、これを好感した。コストダウンや経費削減への取り組みにより、売上原価や販売費および一般管理費が減少していることに加えて、無線LANシステム事業などその他事業が好調に推移、想定レートより円安傾向で推移していることが利益を押し上げている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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