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2022/06/02 - リソー教育(4714) の関連ニュース。■要約リソー教育<4714>は“完全個別指導”と“進学指導”とを組み合わせた独自のビジネスモデルを構築し、事業領域を拡大している教育サービス企業である。幼稚園・小学校受験指導の(株)伸芽会や家庭教師派遣の(株)名門会、学校内個別指導の(株)スクールTOMAS、ツアー体験企画や体操教室などを運営する(株)プラスワン教育などを子会社に持つ。1. 2022年2月期の業績概要2022年2月期の連結業績は、売上高で前期比19.1%増の30,008百万円、営業利益で同199.8%増の3,030百万円と2期ぶりの増収増益に転じ、過去最高業績

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リソー教育 Research Memo(1):「こどもでぱーと」構想が2022年よりスタート

配信元:フィスコ
投稿:2022/06/02 16:01
■要約

リソー教育<4714>は“完全個別指導”と“進学指導”とを組み合わせた独自のビジネスモデルを構築し、事業領域を拡大している教育サービス企業である。幼稚園・小学校受験指導の(株)伸芽会や家庭教師派遣の(株)名門会、学校内個別指導の(株)スクールTOMAS、ツアー体験企画や体操教室などを運営する(株)プラスワン教育などを子会社に持つ。

1. 2022年2月期の業績概要
2022年2月期の連結業績は、売上高で前期比19.1%増の30,008百万円、営業利益で同199.8%増の3,030百万円と2期ぶりの増収増益に転じ、過去最高業績を更新した。新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)が続くなかで、徹底した感染防止対策を行い安全な学習環境を整備するとともに、高品質な「本物」の教育サービスを提供してきたことが評価され、グループの各事業において生徒数が増加したことが主因だ。また、「TOMAS」「伸芽会」で2021年4月から料金改定を実施したことも収益増に貢献した。2022年2月末のグループ生徒数は前期末比4.1%増の27,327人と過去最高を更新した。

2. 2023年2月期の業績見通し
2023年2月期の連結業績は、売上高で前期比10.0%増の33,000百万円、営業利益で同19.1%増の3,610百万円と増収増益が続く見通し。料金改定効果は一巡するものの、生徒数の拡大が増収増益要因となる。幼児教育事業ではコナミスポーツ(株)との協業で「コナミスポーツ 伸芽’Sアカデミー」(品川校)を2022年4月に開校したが、既に定員に達するなど好調な滑り出しを見せている。また、コナミスポーツ、ヒューリック<3003>との共同プロジェクトとなる教育特化ビル「こどもでぱーと」についても2022年内を目途に第1弾を開業する予定だ。学校内個別指導の「スクールTOMAS」は、2022年2月末時点の導入契約校数が前期末比37校増の107校と大きく伸長していることや、既存導入校でも導入学年数が広がっていることから高成長が見込まれている。

3. 中期経営計画
同社は、2022年1月に3ヶ年の中期経営計画を発表した。業績目標値として2025年2月期に売上高40,000百万円、営業利益4,510百万円を掲げており、3年間の年平均成長率は売上高で10.1%、営業利益で14.2%となる。主力事業の「TOMAS」は年間5~10校ペースで校舎を拡大し、個別進学指導のニーズを取り込んでいく。「名門会」や「TOMEIKAI」についても需要を見極めながら校舎を拡大していく方針だ。また、「こどもでぱーと」を2029年までに20棟まで広げる構想を描いており、同一ビル内に「TOMAS」「伸芽会」「伸芽’Sクラブ」など主要サービスを展開することで、顧客の「囲い込み戦略」を推進していく。なお、同社は2022年3月に保育園等の運営を行うKids Smile Holdings<7084>と業務提携を発表した。本提携は保育士の採用・育成システムを確立することで優秀な人材を確保し、コンテンツ力、ブランド力、集客力の強化を図っていくほか、Kids Smile Projectの会員(約4千人)に対して「伸芽会」「TOMAS」「名門会」のサービスを紹介することで、「囲い込み戦略」を全国規模で推進していくことにしている。今回の業務提携の効果については中期業績計画に織り込んでおらず、上振れ要因となる可能性がある。

■Key Points
・生徒数の増加と価格改定効果により2022年2月期業績は2期ぶりに過去最高を更新
・2023年2月期もすべての事業で生徒数が伸長し、2ケタ増収増益となる見通し
・幼児教育事業、学校内個別指導事業で高成長が続き、2025年2月期に売上高400億円、営業利益45億円を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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配信元: フィスコ

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