米国株高などを受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。半導体製造装置大手のアプライドマテリアルズの好決算を受けて、半導体株が上げ幅を拡大したことから、日経平均は一時38865.06円と終値ベースの史上最高値38915.87円(取引時間中は38957.44円)にあと50円ほどまで迫る場面が見られた。買い一巡後の半導体株が伸び悩んだことから日経平均は上げ幅を縮小したが、東証プライム市場の8割強が上昇する全面高に。売買代金は昨年6月以来となる6兆円台に乗せた。
大引けの日経平均は前日比329.30円高(+0.86%)の38487.24円となった。東証プライム市場の売買高は22億417万株、売買代金は6兆7212億円だった。セクター別では、石油・石炭製品、鉱業、不動産業、保険業、銀行業などが上昇した一方、金属製品、ゴム製品の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は83%、対して値下がり銘柄は14%となっている。
日経平均採用銘柄では、前日、急騰した楽天G<4755>が引き続き買われたほか、損保会社の政策保有株の売却の話が相次いでいることが影響しT&Dホールディングス<8795>、第一生命HD<8750>も買い優勢となった。このほか、オリンパス<7733>、横浜ゴム<5101>、出光興産<5019>、三井物産<8031>、資生堂<4911>が買われた。
一方、今期大幅増益見通しも材料出尽くし感が先行したトレンドマイクロ<4704>がストップ安となったほか、半導体関連のスクリーンHD<7735>、SUMCO<3436>、レーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソフトバンクG<9984>が売られた。また、ソニーグループ<6758>も引き続き軟調となった。
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