＜動意株・７日＞（大引け）＝ＫＬａｂ、イマジニア、高周波など

　ＫＬａｂ＜3656.T＞＝大幅高。同社はきょう、資本業務提携を結んでいるウタゴエ（東京都新宿区）が手掛けるプライベート日記アプリ「瞬間日記」が、全世界累計で３０００万ダウンロードを突破したと発表。これが材料視されているようだ。「瞬間日記」は、スマートフォン向けの非公開型ひと言日記アプリ。

　イマジニア＜4644.T＞＝後場急伸。午前中に、アサヒグループホールディングス＜2502.T＞傘下のアサヒ飲料がこの日から展開している、「カルピスウォーター」の１４年サマーキャンペーンに、リラックマのオリジナルＬＩＮＥスタンプを配信すると発表したことを好感。シリアルナンバーが記載されている首かけＰＯＰ（店頭販促）つき「カルピスウォーター」（５００ミリリットル）を購入すると、無料でＬＩＮＥスタンプが入手できるという。

　日本高周波鋼業＜5476.T＞＝動意含み。金型の素材となる高級特殊鋼を手掛け、北米や中国などの自動車生産拡大の波が同社にも収益機会の拡大をもたらせている。やや値動きの重い印象もあるが、昨年９月には株価９０円台から高値１４９円までわずか３日間で駆け上がった実績を持っており、急騰習性は実証済みだ。

　チノー＜6850.T＞＝ストップ高。特定資金介入思惑を背景に出来高を一気に膨らませストップ高水準に張り付いている。三菱化工機＜6331.T＞が燃料電池車関連の一角として人気化、きょうも大幅高に買われるなど異彩の上昇波を形成しているが、一部では仕手系材料株への投資で名を馳せた特定資金の介入思惑が底流にある。同社株もかつて同資金の攻勢で仕手化した実績があり、その思惑再燃が市場関係者の間で取り沙汰されている。

　東洋電機製造＜6505.T＞＝堅調。５日付の日本経済新聞は１５年５月期の連結純利益が前期推定比２倍の１２億円になる見通しだと報じた。中国で高速鉄道の車両増設などで日系メーカーの高性能電機品の引き合いが強く、北米でもロサンゼルス市のＬＲＶ（低床型路面電車）向けの電機品が好調なほか、国内向けも堅調だという。

　日本通信＜9424.T＞＝人気加速で大幅高。ＳＩＭカード解除の動きを背景に投機性の強い個人投資家資金を中心に高速回転売買の対象となっている。携帯電話事業者から回線を借りて割安なサービスを展開する仮想移動体通信事業者（ＭＶＮＯ）は、格安スマートフォンへの顧客ニーズを取り込み業績拡大に拍車がかかるとの読みが買いの根拠となっている。

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出所：株経通信（株式会社みんかぶ）