アトミクス、前期経常を29％上方修正

　アトミクス <4625> [ＪＱ] が5月11日後場(14:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の4.9億円→6.3億円(前の期は4.4億円)に29.2％上方修正し、増益率が11.4％増→43.9％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.7億円→4.2億円(前年同期は2.6億円)に51.4％増額し、増益率が3.7％増→57.1％増に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　前回発表時において懸念していました、新型コロナウイルス感染拡大による影響により、民間企業の設備投資は減少しましたが、公共工事は予定どおり案件が発注されたため道路用塗料製品の売上が伸張したこと、家庭用塗料関連製品のインターネット販売も伸張しました。また、各国のロックダウンやアメリカの寒波等による原材料の供給不安も続いていますが、今期においては大きな影響はなく、生産と供給を行うことができました。利益においては、営業活動の自粛及びＷＥＢ活用等の効率化による経費抑制・削減が利益向上の後押しとなっています。以上の状況及び上記記載の特別損失計上を勘案し、通期の業績予想を上記の通り修正します。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。