決算マイナス・インパクト銘柄・引け後 … 鎌倉新書、東京ドーム、ステムリム (6月11日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の6月10日から11日の決算発表を経て12日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　ツクルバ <2978>
　20年7月期第3四半期累計(19年8月-20年4月)の最終損益(非連結)は9100万円の赤字(前年同期は600万円の黒字)に転落した。

▲No.2　ＡＣＣＥＳＳ <4813>
　21年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常損益は10.8億円の赤字(前年同期は5.1億円の赤字)に赤字幅が拡大した。

▲No.3　ＶＮＸ <4422>
　20年7月期の連結経常損益を従来予想の3900万円の黒字→7700万円の赤字(前期は9200万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<2978> ツクルバ 　　　東Ｍ 　 -18.61 　　6/11　　　3Q　　　　赤転
<4813> ＡＣＣＥＳＳ 　東１ 　 -15.94 　　6/11　　　1Q　　　　赤拡
<4422> ＶＮＸ 　　　　東Ｍ 　 -14.55 　　6/11　　　3Q　　　　赤縮
<6184> 鎌倉新書 　　　東１ 　 -14.02 　　6/11　　　1Q　　　　赤転
<3169> ミサワ 　　　　東１ 　 -12.43 　　6/11　　　1Q　　　-60.69

<5218> オハラ 　　　　東１ 　 -11.51 　　6/11　　上期　　　　赤転
<6535> アイモバイル 　東１ 　 -10.44 　　6/11　　　3Q　　　-41.66
<6336> 石井表記 　　　東２　　 -9.55 　　6/11　　　1Q　　　　赤転
<7050> Ｆインタ 　　　東Ｍ　　 -8.99 　　6/11　本決算　　　　　－
<9692> シーイーシー 　東１　　 -8.05 　　6/11　　　1Q　　　 -6.00

<4599> ステムリム 　　東Ｍ　　 -8.04 　　6/11　　　3Q　　　　赤縮
<6387> サムコ 　　　　東１　　 -8.00 　　6/11　　　3Q　　　107.19
<9681> 東京ドーム 　　東１　　 -7.64 　　6/11　　　1Q　　　　赤転
<3418> バルニバービ 　東Ｍ　　 -7.02 　　6/11　　　3Q　　　　赤転
<6574> コンヴァノ 　　東Ｍ　　 -6.38 　　6/11　本決算　　　　　－

<3031> ラクーンＨＤ 　東１　　 -4.58 　　6/11　本決算　　　 19.35
<8077> トルク 　　　　東１　　 -1.76 　　6/11　　上期　　　-61.92

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした12日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース