底固めからの妙味アリ
このような再生医療には、再生誘導医薬が必要であり、同社は、この再生誘導医薬、HMGBペプチドを主力商材としている。今月には、同ペプチドの特許を米国で取得したが、塩野義製薬がその導出先であり、今後の開発進捗報奨金などを見込んでいる。また、骨髄間葉系幹細胞動員医薬も開発中でありそちらの進捗も注目されている。
昨年は先行投資から減資を余儀なくされ、繰越欠損金の10億円を解消し、赤字は今期も拡大する。しかし株価は、850円から1000円のボックス圏を推移している。先週は立会外分売も発表されているが、この850円近辺が底値として固まれば、今後の展開を待ち伏せをする投資戦略が立てられるだろう。