決算マイナス・インパクト銘柄 【東証2部・新興市場】寄付 … ワークマン、ＳＴＩＦＨＤ、カルナバイオ (11月9日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証2部・新興市場の銘柄である。株価が決算発表前日の11月6日から9日の決算発表を経て10日9時27分現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　フジプレアム <4237>
　21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比23.4％減の1億4400万円に減り、通期計画の3億9000万円に対する進捗率は36.9％にとどまり、5年平均の56.6％も下回った。

▲No.3　パウダテック <5695>
　21年3月期の連結経常利益を従来予想の4.7億円→2.3億円(前期は15.8億円)に51.1％下方修正し、減益率が70.3％減→85.4％減に拡大する見通しとなった。

▲No.5　ケル <6919>
　21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比7.2％減の4.3億円に減ったが、通期計画の7.3億円に対する進捗率は59.6％に達し、5年平均の53.8％も上回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<4237> フジプレアム 　ＪＱ 　 -11.69 　 11/ 9　　上期　　　-23.40
<8226> 理経 　　　　　東２ 　 -11.57 　 11/ 9　　上期　　　　赤縮
<5695> パウダテック 　ＪＱ　　 -5.10 　 11/ 9　　上期　　　　赤転
<6402> 兼松エンジ 　　東２　　 -4.51 　 11/ 9　　上期　　　　0.14
<6919> ケル 　　　　　ＪＱ　　 -3.65 　 11/ 9　　上期　　　 -7.25

<2932> ＳＴＩＦＨＤ 　東２　　 -3.19 　 11/ 9　　　3Q　　　　　－
<4491> Ｃマネージ 　　ＪＱ　　 -2.81 　 11/ 9　　上期　　　　　－
<7636> ハンズマン 　　ＪＱ　　 -2.61 　 11/ 9　　　1Q　　　 94.50
<6907> ジオマテック 　ＪＱ　　 -2.31 　 11/ 9　　上期　　　　赤縮
<2926> 篠崎屋 　　　　東２　　 -2.06 　 11/ 9　本決算　　　　　－

<4595> ミズホメディ 　東２　　 -1.83 　 11/ 9　　　3Q　　　　赤転
<7634> 星医療 　　　　ＪＱ　　 -1.52 　 11/ 9　　上期　　　-12.13
<7932> ニッピ 　　　　ＪＱ　　 -1.48 　 11/ 9　　上期　　　-45.31
<7564> ワークマン 　　ＪＱ　　 -1.46 　 11/ 9　　上期　　　 25.92
<3947> ダイナパック 　東２　　 -1.42 　 11/ 9　　　3Q　　　 38.30

<9820> ジェネックス 　ＪＱ　　 -1.35 　 11/ 9　　上期　　　-52.12
<2497> ＵＮＩＴＥＤ 　東Ｍ　　 -1.24 　 11/ 9　　上期　　　115.67
<4572> カルナバイオ 　ＪＱ　　 -0.98 　 11/ 9　　　3Q　　　　赤転
<4784> ＧＭＯ－ＡＰ 　ＪＱ　　 -0.83 　 11/ 9　　　3Q　　　 74.51
<3133> 海帆 　　　　　東Ｍ　　 -0.76 　 11/ 9　　上期　　　　赤拡

<9927> ワットマン 　　ＪＱ　　 -0.60 　 11/ 9　　上期　　　　0.85
<4976> 東洋ドライ 　　ＪＱ　　 -0.31 　 11/ 9　　　1Q　　　-66.09
<3951> 朝日印刷 　　　東２　　 -0.10 　 11/ 9　　上期　　　 29.01

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした10日9時27分株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース