■注目銘柄:【売り】㈱グリーンペプタイド(4594)
■注目理由
2月10日に決算を発表。
平成29年3月期第3四半期(平成28年4月1日~平成28年12月31日)の業績は、売上高4.3億円、経常利益は△7.1億円に赤字幅拡大(前年同期非連結は△7.9億円、今期から連結決算に移行)。
併せて、直近3カ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は△2.3億円(前年同期非連結は△1.9億円)に赤字幅が拡大、売上営業損益率は前年同期の△90.9%から△202.6%に急悪化し、やや苦戦しているようだ。
11日の取引終了後、同社のリード開発商品であるがんペプチドワクチンITK-1をはじめとする抗体測定用の検査試薬について、日本国内において特許査定取得したと発表。ITK-1は富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルムに独占的にライセンスされており、現在国内において第3相臨床試験が実施されている。
今回の特許査定取得により知的財産権が強固に保護されることになるという。(出典:2017年4月11日 株経ONLINE)
一方で直近の値動きは25日移動平均を下回りながら下落が続いており、11日終値時点でPBR4.48倍と割高感があることから、目先は軟調傾向が続く可能性もある。
空売りできない場合も、利益確定の良い頃合いと考えられるだろう。
しばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。