EmendoBioのイスラエル子会社であるEmendo R&D は、独自のOMNIヌクレアーゼの開発にあたり、その探索と最適化を労働集約的に行ってきたが、近時は、これまで蓄積された大量のデータをベースに、人工知能、なかんずく機械学習を活用し、知識集約的な研究開発体制に移行することを検討している。また、2023年10月にガザ地区における紛争が勃発したこともあり、それにより顕在化した地政学的リスクも考慮した結果、研究開発体制の再編成を行うこととした。
今回同社は、Emendo R&Dに人工知能の活用を中心とする研究開発機能を集約し、規模もそれに見合ったものに再編成するとともに、その他の機能を米国に段階的に移管し、米国の拠点化を一層促進していくことを決定した。イスラエルにおけるEmendo R&Dの施設は継続して使用するが、研究開発人員を半数以下に削減する検討を始める。一方、米国において臨床試験の準備を進めているゲノム編集製品並びに他のパイプラインの研究開発を加速するとともに、米国におけるEmendoBioのゲノム編集技術の導出等を進める目的で、米国における体制を強化加速していく。
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