これまでの相場のけん引役だった半導体関連が上げ一服となる可能性がありそうだ。昨日の日経平均は、昨年10月以来の23000円を回復した。節目を回復したほか、10月半ば以降の強いリバウンド基調を背景に、目先的には達成感が意識されやすいところであろう。そのため、望まれた一服といった見方になりそうだ。
しかし、足元の上昇は総強気ムードからの上昇ではなく、期待先行で買っている動きではないだろう。これまでの弱気センチメントからポジションはロングには傾いておらず、米中交渉の進展期待他、英国のブレグジット問題については来年に先送りとなる中で、ショートポジションの巻き戻しが継続しよう。そのため、下値の堅さは意識されやすいところ。
また、本格化する決算を受けて、アク抜け的な動きもみられている。昨日大引けに発表した決算では、野村<8604>、富士通<6702>、NEC<6701>、ワークマン<7564>、不動テトラ<1813>、GSユアサ<6674>、アイホン<6718>、医学生物<4557>、NSSOL<2327>、ムサシ<7521>、CDG<2487>、UEX<9888>などがポジティブだった。指数インパクトの大きい値がさ株などが弱含みとなり日経平均に上値の重石になりそうだが、決算評価が見られることで、センチメントは明るくなろう。
<AK>
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