大引けの日経平均は前日比124.11円安の23292.65円となった。東証1部の売買高は12億
0408万株、売買代金は1兆9674億円だった。業種別では、非鉄金属、ゴム製品、鉱業が下落率上位だった。一方、医薬品、不動産業、その他金融業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の54%、対して値上がり銘柄は41%となった。
個別では、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<
9983>、東エレク<8035>などが軟調。前日にLINE<3938>との経営統合で記者会見したZHD<4689>は急反落し、東証1部下落率トップとなった。経営統合に伴う株式価値の希薄化懸念や、会見内容への失望感などがあったようだ。投資判断引き下げの動きが観測された太陽誘電<6976>と四国電力<9507>はともに5%近く下落した。一方、任天堂<7974>や武田薬<4502>はしっかり。リクルートHD<6098>は小幅に上昇した。医薬品株ではエーザイ<4523>と小野薬<4528>が3%超の上昇。田辺三菱<4508>は三菱ケミHD<4188>が株式公開買付け(TOB)で完全子会社化すると発表し、買い気配のままストップ高比例配分となった。中小型株では日本通信<9424>や沢藤電<6901>が個別材料を手掛かりにストップ高水準まで買われた。
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