*12:49JST 後場に注目すべき3つのポイント~一時39000円台回復も上げ幅をじりじり縮小
9月2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続伸、一時39000円台回復も上げ幅をじりじり縮小
・ドル・円は弱含み、一時145円91銭まで値下がり
・値上り寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はTDK<6762>
■日経平均は続伸、一時39000円台回復も上げ幅をじりじり縮小
日経平均は続伸。前営業日比62.13円高(+0.16%)の38709.88円(出来高概算7億4000万株)で前場の取引を終えている。
8月30日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は前日比228.03ドル高(+0.55%)の41563.08ドル、ナスダックは同197.20ポイント高(+1.13%)の17713.63、S&P500は同56.44ポイント高(+1.01%)の5648.40で取引を終了した。7月PCEデフレータ(コア)がほぼ想定通りで段階的な利下げ期待に寄り付き後、上昇。長期金利上昇で、相場は一時下落に転じたが、月末要因の買いに加え、8月ミシガン大学消費者信頼感指数や8月シカゴ購買部協会景気指数の改善でソフトランディング期待に再び買われ、終盤にかけ上げ幅を拡大した。ダウは連日で過去最高値を更新し、終了。
米国株の上昇や為替の円安推移などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台に乗せてスタートしたが、買いは続かず失速。今晩の米国株式市場が休場のため、積極的な買いは入らず日経平均は上げ幅をじりじりと縮小した。心理的な節目である39000円台に乗せたものの、買いが続かなかったことからプライム市場の売買代金は1.6兆円に留まった。
日経平均採用銘柄では、証券会社によるレポートが材料視されてクレディセゾン<8253>が上昇したほか、IHI<7013>が連日で年初来高値を更新。川崎重<7012>も連れ高となっている。このほか、アドバンテスト<6857>、安川電機<6506>、三菱ケミカルグループ<4188>、村田製作所<6981>、SUMCO<3436>が買われた。
一方、ZOZO<3092>、ニトリホールディングス<9843>、サッポロHD<2501>、アサヒグループHD<2502>など円高メリット銘柄が総じて弱い。このほか、住友ファーマ<4506>、住友化学<4005>、塩野義製薬<4507>、協和キリン<4151>、ディスコ<6146>が売られた。
業種別では、非鉄金属、銀行業、証券・商品先物取引業、輸送用機器、電気・ガス業などが上昇した一方、医薬品、陸運業、不動産業、食料品、海運業などが下落した。
今晩の米国市場が休場のため、後場の東京市場も積極的な売買は手控えられて、商いは閑散としそうだ。内需株が弱い今日は、既にTOPIXが前営業日比マイナス圏で推移していることから、日経平均のマイナス圏突入も意識しておきたい。大引けで75日移動平均線が位置する38646円水準を維持できるか注目。
■ドル・円は弱含み、一時145円91銭まで値下がり
2日午前の東京市場でドル・円は弱含み。146円60銭まで買われた後、145円91銭まで反落。146円以下には顧客筋などからのドル買い注文が残されていたが、ドル買い一巡後は一部顧客筋からのドル売りが増えており146円を下回った。
ここまでの取引レンジは145円91銭-146円60銭、ユーロ・ドルは反転し、1.1042ドルから1.1056ドルで推移。ユーロ・円は弱含み、161円93銭まで買われた後。161円39銭まで値下がり。
■後場のチェック銘柄
・イシン<143A>、ジーダット<3841>など、4銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はTDK<6762>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・4-6月期法人企業統計調査・全産業設備:前年比+7.4%(予想:+10.0%)
・中・8月財新製造業PMI:50.4(予想:50.0)
【要人発言】
・関係筋
「バイデン米大統領はハマスが拘束している人質解放の米交渉担当チームと2日に会合」
<国内>
・特になし
<海外>
・米国休場(レーバーデー)
<CS>
・日経平均は続伸、一時39000円台回復も上げ幅をじりじり縮小
・ドル・円は弱含み、一時145円91銭まで値下がり
・値上り寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はTDK<6762>
■日経平均は続伸、一時39000円台回復も上げ幅をじりじり縮小
日経平均は続伸。前営業日比62.13円高(+0.16%)の38709.88円(出来高概算7億4000万株)で前場の取引を終えている。
8月30日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は前日比228.03ドル高(+0.55%)の41563.08ドル、ナスダックは同197.20ポイント高(+1.13%)の17713.63、S&P500は同56.44ポイント高(+1.01%)の5648.40で取引を終了した。7月PCEデフレータ(コア)がほぼ想定通りで段階的な利下げ期待に寄り付き後、上昇。長期金利上昇で、相場は一時下落に転じたが、月末要因の買いに加え、8月ミシガン大学消費者信頼感指数や8月シカゴ購買部協会景気指数の改善でソフトランディング期待に再び買われ、終盤にかけ上げ幅を拡大した。ダウは連日で過去最高値を更新し、終了。
米国株の上昇や為替の円安推移などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台に乗せてスタートしたが、買いは続かず失速。今晩の米国株式市場が休場のため、積極的な買いは入らず日経平均は上げ幅をじりじりと縮小した。心理的な節目である39000円台に乗せたものの、買いが続かなかったことからプライム市場の売買代金は1.6兆円に留まった。
日経平均採用銘柄では、証券会社によるレポートが材料視されてクレディセゾン<8253>が上昇したほか、IHI<7013>が連日で年初来高値を更新。川崎重<7012>も連れ高となっている。このほか、アドバンテスト<6857>、安川電機<6506>、三菱ケミカルグループ<4188>、村田製作所<6981>、SUMCO<3436>が買われた。
一方、ZOZO<3092>、ニトリホールディングス<9843>、サッポロHD<2501>、アサヒグループHD<2502>など円高メリット銘柄が総じて弱い。このほか、住友ファーマ<4506>、住友化学<4005>、塩野義製薬<4507>、協和キリン<4151>、ディスコ<6146>が売られた。
業種別では、非鉄金属、銀行業、証券・商品先物取引業、輸送用機器、電気・ガス業などが上昇した一方、医薬品、陸運業、不動産業、食料品、海運業などが下落した。
今晩の米国市場が休場のため、後場の東京市場も積極的な売買は手控えられて、商いは閑散としそうだ。内需株が弱い今日は、既にTOPIXが前営業日比マイナス圏で推移していることから、日経平均のマイナス圏突入も意識しておきたい。大引けで75日移動平均線が位置する38646円水準を維持できるか注目。
■ドル・円は弱含み、一時145円91銭まで値下がり
2日午前の東京市場でドル・円は弱含み。146円60銭まで買われた後、145円91銭まで反落。146円以下には顧客筋などからのドル買い注文が残されていたが、ドル買い一巡後は一部顧客筋からのドル売りが増えており146円を下回った。
ここまでの取引レンジは145円91銭-146円60銭、ユーロ・ドルは反転し、1.1042ドルから1.1056ドルで推移。ユーロ・円は弱含み、161円93銭まで買われた後。161円39銭まで値下がり。
■後場のチェック銘柄
・イシン<143A>、ジーダット<3841>など、4銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はTDK<6762>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・4-6月期法人企業統計調査・全産業設備:前年比+7.4%(予想:+10.0%)
・中・8月財新製造業PMI:50.4(予想:50.0)
【要人発言】
・関係筋
「バイデン米大統領はハマスが拘束している人質解放の米交渉担当チームと2日に会合」
<国内>
・特になし
<海外>
・米国休場(レーバーデー)
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