ファインケミカル事業の売上高は前年同期比5.9%増の95.56億円、営業利益は6.4%減の11.61億円となった。一般消費者向け販売(自動車分野)全体では前期を下回る結果となったものの、業務用製品販売(自動車分野・産業分野)では、業務用コーティング剤は前期を上回り、OEM販売でも前期を上回った。 家庭用製品販売(生活分野)においては、主力のメガネケア製品は前期をわずかに下回った。
海外向け販売(自動車分野)では、中国を除く東アジアでは前期比増収、またブラジル等中南米向けの出荷が進んだ一方、中国、東南アジア、ロシアおよび欧州では前期を下回った。TPMSの企画開発販売(自動車分野)は、前期を上回り、電子機器・ソフトウエア開発販売(産業分野)はセグメント売上の伸長に寄与した。営業利益は原価率の上昇、人件費増加、支店社屋建替えに伴う減価償却費の増加などにより減益となった。
ポーラスマテリアル事業の売上高は同7.9%増の44.49億円、営業利益は同18.3%減の5.65億円となった。産業資材部門(産業分野)及び生活資材部門(自動車分野・生活分野)のいずれも好調に推移。営業利益においては、原材料価格の上昇や前期に実施した設備増強に伴う減価償却費の増加などにより減益となった。
サービス事業の売上高は同7.9%増の40.71億円、営業利益は同40.4%増の2.18億円となった。自動車教習事業(自動車分野)を除き、自動車整備・鈑金事業(自動車分野)、生活用品企画販売事業(生活分野)が増収となった。
不動産関連事業の売上高は同0.6%増の10.85億円となった。営業利益は、温浴事業における人件費や修繕費の増加などにより同7.6%減の1.79億円となった。
2019年3月期通期の連結業績については、売上高が前期比2.5%増の240.00億円、営業利益が同19.9%減の22.00億円、経常利益が同20.6%減の23.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.6%減の16.00億円とする期初計画を据え置いている。
<SF>
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