「テレワーク」が16位にランクイン、すそ野広がり注目度継続<注目テーマ>
1 デジタルトランスフォーメーション
2 サイバーセキュリティ
3 量子コンピューター
4 脱ハンコ
5 2020年のIPO
6 5G
7 電子認証
8 遠隔医療
9 電子政府
10 人工知能
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「テレワーク」が16位にランクインしている。
「テレワーク」関連株への注目度が依然として高い。春先の新型コロナウイルスの感染拡大に端を発したテレワークは、現在もなお広がりを見せている。特にテレワークと親和性の高いIT企業にいたっては、本社機能の地方移転や、在宅業務を拡大することで事務所スペースを縮小する動きが目立っている。企業側にとっても、事務所を縮小することで賃料をはじめとした、さまざまな経費削減につながることから、今後もこの傾向は続く可能性がある。
オフィスを中心とした不動産市場にも大きな影響を与えているが、緊急事態宣言の最中においても「ハンコを押すためだけに出社」することが話題になり、これが現在加速している「脱ハンコ」への動きとつながることになった。テレワーク推進は、さまざまな経済活動や企業慣習に大きな変化を促していることも、これが長期にわたる関心の高さに表れている。
テレワーク普及拡大思惑を背景に株式市場で先駆した銘柄といえば、ブイキューブ<3681.T>、ソリトンシステムズ<3040.T>、セグエグループ<3968.T>などが挙げられるが、これら銘柄はコロナ禍の中においても一向に株価は衰えることなくうなぎ上りの状況にある。また、テレワーク関連株のすそ野も広がり、この分野で頭角を現す銘柄が続出している。テレワーク需要拡大が追い風となり業績を拡大しているChatwork<4448.T>、テレワーク環境下で安定的に稼働するRPAソリューションの提供を行うアセンテック<3565.T>も株価は高値圏で頑強展開。またNo.1<3562.T>、ソルクシーズ<4284.T>、Sansan<4443.T>などにもテレワークの追い風が吹いている。
出所:MINKABU PRESS
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