(2) アウトソーシング事業
アウトソーシング事業では、ストック型ビジネスとなるデータセンターサービスの積み上げに引き続き注力していく。データセンターを地震発生リスクの低い金沢市に2ヶ所設置しており、BCP対策としてのバックアップ用途としての需要拡大が期待でき、プライベートクラウドを構築する企業が顧客ターゲットとなる。独自の付加価値サービスをフック役として、新規顧客の獲得と顧客単価のアップにより成長を目指していく。なお、データセンターの処理能力についてはまだ余裕があり、需要に合わせてサーバー等を増強していくことで売上成長は可能だ。2021年6月時点でデータセンターサービスの初期費用を除くストック型収入は月間で92百万円程度と、前年同月比で1ケタ台後半の伸びとなっており、今後も同様のペースで拡大が続くものと予想される。
(3) プロダクト事業
プロダクト事業においては、各プロダクトの機能向上や、代理店経由での販売強化、Webマーケティングなどの施策に取り組み、また、顧客ニーズに合わせたカスタマイズにも対応していくことで契約件数を伸ばし、収益を拡大していく戦略となっている。既に、「建て役者」「MOS」「SHIFTEE」が黒字化しており、今後は機能強化のための開発費を除けば、売上増分が利益増に直結する体制になってきている。
また、「MOS」や「就業役者」は働き方改革や在宅勤務の普及といった市場環境の変化が追い風となっており、大型案件の引き合いやカスタマイズのニーズも代理店経由で増加傾向にある。競合サービスと比較して、コストパフォーマンスが高いことや、カスタマイズにも対応が可能な点が評価されているようだ。需要が旺盛な一方で、開発人材が不足してきていることが課題となっており、今後、人員体制の強化も進めながら成長を目指していくことになる。なお、プロダクト事業に関してはM&Aも検討していく意向となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<AS>
この銘柄の最新ニュース
システムサポのニュース一覧- システムサポート---Docusign CLMソリューションを提供開始 2024/11/19
- 出来高変化率ランキング(14時台)~サンウェルズ、ジョイフル本田などがランクイン 2024/11/18
- 出来高変化率ランキング(13時台)~ミルボン、アスクルなどがランクイン 2024/11/18
- システムサポート、契約業務フローの最適化を実現する契約ライフサイクル管理システム「Docusign CLM」の導入支援を開始 2024/11/18
- システムサポがマドを開け底値圏から急浮上、目を見張る収益成長続きDC関連として見直し機運 2024/11/18
マーケットニュース
- 東京株式(大引け)=307円安、円高とトランプ次期政権下での外交政策に警戒感 (11/27)
- <動意株・27日>(大引け)=アセンテック、かっこなど (11/27)
- 決算プラス・インパクト銘柄・引け後 … DyDo (11月26日発表分) (11/27)
- 決算マイナス・インパクト銘柄・引け後 … 人・夢・技術 (11月26日発表分) (11/27)
おすすめ条件でスクリーニング
システムサポートの取引履歴を振り返りませんか?
システムサポートの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。