<動意株・4日>(大引け)=ビープラッツ、ALサービス、IXナレッジなど
アークランドサービスホールディングス<3085.T>=5日続伸。3日の取引終了後に発表した8月度の月次売上高で、かつや既存店売上高が前年同月比3.2%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。客数は同7.0%減だったものの、客単価が同10.9%増と上昇基調を維持したことが牽引した。
アイエックス・ナレッジ<9753.T>=急動意。金融業界向けに強みを持つシステムインテグレーターでキャッシュレス決済やブロックチェーンなどフィンテック分野で技術を先行。自民党次期総裁選に出馬する菅官房長官が地銀再編に前向きな姿勢をみせていることで、その際に金融システムの再構築に対するニーズが同社のビジネスチャンスにつながる可能性がある。依然700円台と値ごろ感があるうえ、PER13倍未満と同業他社と比較して割安なことも買いを誘っている。
前澤工業<6489.T>=5日続伸と気を吐く。上水道及び下水道用機械の大手メーカーで官公庁向けに強みを持っている。下水道分野では沈砂池設備で首位、同社が有する二点DO制御技術に評価が高い。台風シーズンで水害対応へのニーズで活躍余地がある。業績面では20年5月期営業利益が前の期比35%増の17億7800万円と急拡大、年間配当も14円と前の期実績から2円増配した。PER8倍、PBR0.5倍弱と割安感が際立つ。
福島銀行<8562.T>=連日急騰モードでストップ高。前日は33円高(22%高)に変われ東証1部の値上がり率トップとなったが、きょうもその余勢をかって急速に水準を切り上げている。自民党次期総裁選に出馬する菅官房長官は地方銀行の統合・合併構想について「将来的には地銀の数が多すぎるのではないか。再編も一つの選択肢になる」と言及しており、これが地銀再編を加速させるとの思惑を呼んでいる。そのなか、既に「地銀連合構想」を戦略的に進めるSBIホールディングス<8473.T>と福島銀は資本提携関係にあり、地銀再編の象徴株としてマーケットの注目が集まっている。株式需給面でも同社株は日証金で貸借倍率0.05倍と株不足状態にあり、きょうは貸株申込制限が発表されるなどで、需給相場に拍車がかかっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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