同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の71億円→60.5億円(前年同期は107億円)に14.8%下方修正し、減益率が34.0%減→43.8%減に拡大する見通しとなった。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
ライフサイエンス事業の市況は、国内食品用途は底堅く推移しているものの、工業用途の需要落ち込みが想定より長期化しています。海外市場は、中国市場、欧州経済の低迷の影響が顕在化し需要が大きく落ち込んで推移しています。コロナ禍の物流の混乱による世界的な在庫増加の反動の影響も加わり、円安による売上高増加の効果はあるものの、売上高は計画を下回る見込みです。営業利益も継続して取り組んでいる販売価格の改定の効果はあるものの、売上高減少の影響が大きく、原料価格、円安による輸入価格の上昇等の影響も加わり、計画を下回る見込みです。 電子材料および機能性化学品事業の市況は、半導体市場の低迷が想定より大きく長期化しています。主力製品である超高純度コロイダルシリカの売上高は、低迷する半導体市場の影響を受け、計画を大きく下回る見込みです。営業利益も、円安の効果はあるものの、売上の減少に加え、稼働率低下によるコストアップの影響もあり計画を下回る見込みです。 営業外損益に円安の進行により為替差益の計上が見込まれますが、経常利益・当期純利益も営業利益の減少の影響が大きく、計画を下回る見込みです。 このような状況を踏まえ、市況・生産能力・在庫状況・為替等、業績に影響を与える条件について改めて精査しました。その結果、両事業とも市況は底を打ちつつあるものと想定されますが、回復までには至らず、厳しい状況は継続すると予想されます。そのため2023 年5 月11 日に公表した計画値を売上高、利益面とも下回る見込みとなりましたので、連結業績予想を修正いたします。(注)上記の予想は発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
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