ケネディクスは年初来高値更新、銀行売りの不動産買いの動き鮮明化
同社は不動産ファンドを運営し、傘下のREITなども活用して運用残高の拡大を図っている。足もとの相場は銀行セクターの軟調が際立っているが、それと対照的な値動きで水準を切り上げてきたのが不動産関連セクターだ。長期金利の上昇は利ザヤを取りやすくなる銀行にはプラスで、資金調達コストや有利子負債負担の膨らむ不動産セクターにとってはマイナスに働く。米国ではここ長期金利の上昇傾向が止まりトランプ相場に影を落としているが、国内でも10年物国債利回りが0.04%まで低下、これがメガバンクの株価軟調に反映されており、「銀行売りの不動産買い」のロング・ショートの動きが観測されている。そのなか、業界最大規模の運用資産を誇る同社にとって低金利環境がおよぼす収益メリットは大きく、物色の矛先が向いている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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