急落。3月30日に新規株式公開(IPO)した。データを活用して顧客企業の経営課題解決などを図るデータインフォームド事業を手掛けており、DX関連として注目されてきた。今月4日に上場したセカンドサイトアナリティカ<5028>と比較して事業内容が近い一方、株価が低位なこともあり、最近のIPO物色の流れの中で人気化してきた。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)高官発言を受けた5日の米金利急伸をきっかに、新興株には再び売りが広がってきている。本日マザーズ指数が大幅続落するなか、同社株も手仕舞い売りに押されている。
<3691> デジタルプラス 993 +150
ストップ高。個人投資家向けオンライン会社説明会資料を公表している。22年9月期の戦略概要として前期比1.6倍以上の売上高を目指すほか、EBITDA率70%以上の維持などを掲げた。さらに「粗利率80%以上を維持・前期比2倍の粗利を目指す」とした上で、販促投資約1億円とセグメント利益の黒字を維持し、「23年9月期における継続的粗利倍増への布石」とするとしたことが好感されているようだ。
<7066> ピアズ 751 +100
ストップ高。6日の取引時間中に子会社がデリバリープラットフォームの一元管理システムの提供を開始すると発表し、引き続き買い材料視されている。1台のタブレット端末で注文導線の統合やメニューの一元管理、売上の自動集計などが可能で、管理負担を軽減できるとしている。新型コロナウイルス禍以降もフードデリバリーの市場規模は拡大傾向が続くとの見方から、買いが膨らんでいるようだ。
<4268> エッジテクノロジ 1160 -44
大幅に続落。東証が7日から信用取引に関する規制措置を強化し、取引が圧迫されるとの見方から嫌気されている。新規の売付及び買付に係る委託保証金率が70%以上(うち現金40%以上)となった。日証金も増担保金徴収措置を実施し、貸借担保金率を70%(うち現金担保分40%)に変更している。エッジテクノロジー株は3月30日に上場来高値を付けた後は荒い値動きが続いており、短期筋の値幅取りの売りも出ているようだ。
<4170> KaizenPF 609 -121
大幅に3日ぶり反落。東証が7日から信用取引に関する規制措置を強化し、売り材料視されている。新規の売付及び買付に係る委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)に引き上げられた。日証金も増担保金徴収措置を実施し、貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)とした。規制強化が嫌気されているほか、前日にストップ高を付けるなど株価が短期間に急騰したため、高値警戒感も広がっているようだ。
<4599> ステムリム 770 -21
朝高後、マイナス転落。資生堂<4911>及び大阪大学大学院医学系研究科と21年2月15日に締結した三者間共同研究契約を延長したと発表している。同研究では皮膚の抗加齢に焦点を当てたメカニズムの解明などを目指しているが、これまでの共同研究で皮膚の老化に関する幹細胞の変化について一定の研究成果を得られたため、契約を延長して新たな医薬品・化粧品の創出に向けた研究を進めるとしている。 <ST>
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