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【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、方向感を欠くなか後場切り返す (12月4日)
日経平均株価
始値 39354.00
高値 39417.08(09:22)
安値 39062.03(11:22)
大引け 39276.39(前日比 +27.53 、 +0.07% )
売買高 18億9737万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆2927億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は小幅ながら3日続伸、後場切り返す展開
2.米ハイテク株高好感も3万9000円台のもみ合い続く
3.次回日銀会合での利上げ見送り観測が買い戻し誘発
4.TOPIXは軟調推移、値下がり銘柄が全体の8割占める
5.三菱重など防衛関連買われ、メガバンクは売られる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比76ドル安と続落した。11月の米雇用統計を見極めたいとの思惑から利益確定の売りが優勢となった。
東京市場では、売り買い交錯のなか、日経平均株価は3万9000円台前半でのもみ合いに終始し、結局小幅プラス圏で着地した。ただ、TOPIXは朝方を除きほぼマイナス圏で推移した。
4日の東京市場は、日経平均が方向感の定まらない展開となった。朝方は上昇したもののその後に軟化し、前引け時点では170円あまり安かったが、後場に切り返す動きをみせた。しかし、上値も重く取引終盤に値を消した。前日の米国株市場ではNYダウは軟調だったが、ハイテク株が強さを発揮しナスダック総合株価指数は3日続伸し連日の最高値更新と気を吐いた。ただ、東京市場では今週に入り2営業日合計で日経平均が1000円強の上昇を示しており、目先利益確定の動きが上値を押さえた。一方、一部のメディアが今月の日銀金融政策決定会合で利上げが見送られる可能性を報じ、これが空売り筋の買い戻しを誘ったとの見方もある。日経平均はプラス圏で着地したもののTOPIXは安く引け、プライム市場の値下がり銘柄数が全体の78%を占めた。
個別では、断トツの売買代金をこなした三菱重工業<7011>が高く、IHI<7013>も値を上げた。フジクラ<5803>も商いを伴い上昇。ファーストリテイリング<9983>も上値追い。ソニーグループ<6758>がしっかり。日立製作所<6501>も高い。エイチーム<3662>が続急騰、武蔵精密工業<7220>も値を飛ばした。TOKYO BASE<3415>も物色人気。
半面、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連が安く、ソフトバンクグループ<9984>も下値を探った。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも安い。サンリオ<8136>も利益確定売りに押された。ホシデン<6804>、チェンジホールディングス<3962>が大幅安、円谷フィールズホールディングス<2767>も大きく水準を切り下げた。ネクステージ<3186>、ACCESS<4813>の下げも目立つ。楽天銀行<5838>も下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、リクルート <6098>、アドテスト <6857>、ソニーG <6758>、ニトリHD <9843>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約173円。うち110円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、KDDI <9433>、日東電 <6988>、TDK <6762>、大塚HD <4578>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約65円。
東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)小売業、(2)その他製品、(3)石油石炭製品、(4)鉱業、(5)倉庫運輸関連。一方、下落率の上位5業種は(1)銀行業、(2)電気・ガス業、(3)金属製品、(4)陸運業、(5)建設業。
■個別材料株
△ディーエヌエ <2432> [東証P]
フィギュア製造大手との共同出資会社設立。
△T-BASE <3415> [東証P]
アウター好調で11月既存店売上高2ケタの伸びを好感。
△IGS <4265> [東証G]
生成AIを活用した探究指導モデルで実証授業を開始。
△アイズ <5242> [東証G]
生成AIによる法令チェックツールをリリース。
△ヒーハイスト <6433> [東証S]
株主優待の新設を好感。
△武蔵精密 <7220> [東証P]
SBI証券が目標株価4100円で新規カバレッジ開始。
△良品計画 <7453> [東証P]
11月既存店売上高が10カ月連続前年上回る。
△任天堂 <7974> [東証P]
スイッチ後継機発表への思惑。
△ニトリHD <9843> [東証P]
11月既存店売上高が2ヵ月ぶり前年上回る。
△ファストリ <9983> [東証P]
11月国内ユニクロ既存店売上高が2ヵ月ぶり前年上回る。
▼ホシデン <6804> [東証P]
ユーロ円CB発行で1株利益の希薄化を懸念。
▼内田洋 <8057> [東証P]
第1四半期減収減益を嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)エイチーム <3662>、(2)武蔵精密 <7220>、(3)T-BASE <3415>、(4)東京計器 <7721>、(5)ネットプロ <7383>、(6)良品計画 <7453>、(7)三越伊勢丹 <3099>、(8)プロレド <7034>、(9)ZOZO <3092>、(10)川重 <7012>。
値下がり率上位10傑は(1)ホシデン <6804>、(2)チェンジHD <3962>、(3)ネクステージ <3186>、(4)円谷フィHD <2767>、(5)ACCESS <4813>、(6)藤田観 <9722>、(7)オプテクスG <6914>、(8)リガクHD <268A>、(9)日伝 <9902>、(10)理想科学 <6413>。
【大引け】
日経平均は前日比27.53円(0.07%)高の3万9276.39円。TOPIXは前日比12.98(0.47%)安の2740.60。出来高は概算で18億9737万株。東証プライムの値上がり銘柄数は326、値下がり銘柄数は1280となった。東証グロース250指数は638.08ポイント(8.67ポイント安)。
[2024年12月4日]
株探ニュース
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