<動意株・27日>(大引け)=SUMCO、日本ゼオン、グローバルウェイなど
日本ゼオン<4205.T>=後場に入って急伸。同社はきょう午後0時30分に、17年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は70億5400万円(前年同期比10.1%減)にとどまったものの、上半期計画135億円に対する進捗率は52.3%に達した。売上高は699億9800万円(同7.8%減)で着地。主力のエラストマー素材事業部門は、合成ゴム関連や合成ラテックス関連、化成品関連の売り上げが前年同期を下回った。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。
グローバルウェイ<3936.T>=後場に入ってストップ高。同社はきょう、独コンテントサーブと業務提携したと発表。グローバルウェイが国内市場でコンテントサーブのマーケティング支援ソフトウエアを独占的に提供することで合意したとしており、これが材料視されているようだ。コンテントサーブは、商品情報管理(PIM)およびデジタルアセット管理(DAM)分野のリーディングカンパニー。マーケティング支援ソフトウエアは、既に89カ国で30万のユーザーに利用されている。
共成レンテム<9680.T>=連日のストップ高。25日の取引終了後に、建機レンタル大手のアクティオホールディングス(東京都中央区)によるTOBを発表しており、引き続きTOB価格1600円にサヤ寄せする格好となっている。アクティオHDは、傘下のアクティオを通じて共成レンテム株の20.43%を保有しているが、TOBにより完全子会社化を目指すという。なお、TOBが予定通り実施された場合、共成レンテムは上場廃止となる。
信越化学工業<4063.T>=急騰し7000円台回復。同社は26日取引終了後、これまで非開示だった17年3月期の連結業績予想を発表。売上高は1兆1800億円(前期比7.8%減)、営業利益は2250億(同7.9%増)へ、最終利益は1600億円(同7.5%増)を見込んでいる。円高の影響が売上高の減少に反映されるものの、半導体シリコンが中国スマートフォン向けなどに好調な需要を取り込み、利益を牽引している。機能性化学品も医薬用製品などの出荷が好調で全体に寄与した。株価は6000円台前半でもみ合いを続けていたが、これを評価する買いで一気に上放れた。
バーチャレクス・コンサルティング<6193.T>=急反騰。26日の取引終了後にコールセンター向けデータ分析可視化サービス「パフォーマンス・マネジメント・クラウド」をSBI証券(東京都港区)に導入したと発表したことが好感されている。同サービスは、バーチャレクスの主軸分野であるコールセンター領域において、業務中に蓄積されるコールログやコンタクト履歴を利用し、コールセンター全体やオペレーター別などさまざまな切り口の業務状況やKPI(業績評価指標)の達成状況を可視化するサービス。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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