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2023/05/08 - ワンプラ(4199) の関連ニュース。*15:06JST ワンプラ Research Memo(6):第3四半期以降に費用削減効果を継続させながら、通期営業利益黒字化に取り組む■今後の見通し1. 2023年8月期の業績見通し2023年8月期の業績見通しについてワンダープラネット<4199>は、第3四半期以降に費用削減効果を継続させながら、引き続き通期の営業黒字化に徹底的に取り組んでいる。売上高は、第3四半期は第2四半期比でおおむね同等、「クラッシュフィーバー」日本版の8周年キャンペーン等のある第4四半期は第3四半期比で増収を想定し、通期では下期の進捗次第ではあるが、前期並みの水準を見込

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ワンプラ Research Memo(6):第3四半期以降に費用削減効果を継続させながら、通期営業利益黒字化に取り組む

配信元:フィスコ
投稿:2023/05/08 15:06
*15:06JST ワンプラ Research Memo(6):第3四半期以降に費用削減効果を継続させながら、通期営業利益黒字化に取り組む ■今後の見通し

1. 2023年8月期の業績見通し
2023年8月期の業績見通しについてワンダープラネット<4199>は、第3四半期以降に費用削減効果を継続させながら、引き続き通期の営業黒字化に徹底的に取り組んでいる。売上高は、第3四半期は第2四半期比でおおむね同等、「クラッシュフィーバー」日本版の8周年キャンペーン等のある第4四半期は第3四半期比で増収を想定し、通期では下期の進捗次第ではあるが、前期並みの水準を見込んでいる。また、会社全体のコスト総額は第3四半期に第2四半期比で約20%の削減予定、第4四半期は第3四半期とおおむね同等を想定し、コンシューマー系ゲーム開発会社との契約変更の影響は第3四半期以降に反映予定としている。

なお同社は、通期の業績予想値を非開示としている。近年の世界のモバイル向けゲーム市場を取り巻く競合環境の変化が以前にも増して著しく、既存運営タイトルの売上動向を精緻に予測することが困難であること、2023年8月期に大きく業績貢献を見込む「アリスフィクション」はリリース直後であり、年間を通した売上高や費用を合理的に見通すことが困難であることなどにより、適正かつ合理的な業績予想の算出が困難であるとし、業績予想を開示していない。なお、利害関係者へのミスリードを防ぐため、同業他社も非開示を選択している企業が多い。これは、海外では中国の規制強化により同国内での新規リリースが困難になり、中国系ゲーム会社が東アジア市場へ進出していること、国内では(株)Cygamesの「ウマ娘 プリティーダービー」のヒットなどにより、既存運営タイトルの売上動向を精緻に予測することが困難となっていることが背景にある。

2. タイトル別の見通し
(1) クラッシュフィーバー
「クラッシュフィーバー」は、2022年5月以降の単独運営による業績への影響や第2四半期までの進捗が前年同期比で増収となり好調に推移したことにより、売上高は期初の想定を引き上げ、前年同期比で増収を想定し、営業利益は堅調な利益貢献を想定している。

(2) ジャンプチ ヒーローズ
「ジャンプチ ヒーローズ」は、KPIの緩やかな減衰を見込み、売上高は前期比減収を想定しているものの、一部コストの見直し等により、引き続き堅調な利益貢献を想定している。

(3) アリスフィクション
「アリスフィクション」は、第2四半期までの売上高の進捗を考慮し、売上高は期初の見通しを引き下げて想定し、今後のIPコラボや第4四半期の1周年に向け、サービスの順次改善に努めるとしている。一方で、営業利益は、売上高の進捗を考慮し、期初の想定以上の費用削減に取り組み、その効果を継続することで損益分岐点を目指している。

(4) 新規開発タイトル
新規開発としては、コンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業新規タイトルの開発投資を見込んでおり、開発は順調に進行しているが2023年8月期内の新規リリースは見込んでいない。なお、第3四半期に行った契約内容の変更に伴い、第3四半期以降の同社が負担する開発費が第2四半期比で減少する。また、開発開始から第2四半期までの開発費用を第3四半期で精算する予定のため、PL上の利益及びBS上の純資産にそれぞれプラスの影響が発生する見込みとなっている(会計処理検討中)。

(5) その他
その他には、「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ」は2022年11月にサービス提供を終了し、第1四半期のみ売上計上しており、直近では損失を計上していたものの、サービス終了後の営業利益に対する影響はないと同社では予測している。また、2023年8月期業績への影響は限定的であるものの、受託開発タイトルの売上を見込んでいる。

以上より、第2四半期までは営業損失が続いていたものの、第3四半期以降は費用削減効果を継続させながら、各タイトルで売上高の目標達成に努めるとともに、引き続き、通期の営業黒字化に徹底的に取り組んでいくことで、通期での営業黒字化の可能性は十分にあるものと弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)

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配信元: フィスコ

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