本格的な上昇トレンド形成で年初来高値更新に期待感
時価総額:288億円
PER:20.05倍
PBR: 0.79倍
化学メーカー中堅で有機EL材料に注力しており、液晶ディスプレイの染料やプリンターなどの電子材料が主体となる。その他、民生品向けとしてポリウレタンなどの機能性樹脂材料や基礎化学品などを手がけており、加工食品などの天然色素なども製造している。
業績面においては売上高水準は微増で前期を維持するものの、利益面においては米中貿易戦争の影響や欧州経済の減速などにより大幅減益を余儀なくされるとの計画を出している。直近の第1Q決算では経常利益で40%近い減益幅となっている。
株価は上記の決算発表後に年初来安値を更新する場面がみられたものの、その後反発して本格的なトレンド転換がみられている。今朝の日経新聞には韓国サムスンがテレビ向け次世代パネルの量産に1.2兆円規模での大型設備投資が報じられており、つながりの深い同社への注目がますます高まるものとみる。今年2月につけた年初来高値の更新にも期待がかかる。
13:30追記 2月の年初来高値3540円に近づく。出来高もあり、今後は上値追いの展開が予想される。