東京株式(大引け)=115円高、半導体関連などを軸に切り返す
大引けの日経平均株価は前日比115円35銭高の2万1368円07銭と反発。東証1部の売買高概算は12億2576万株、売買代金概算は2兆5017億2000万円。値上がり銘柄数は938、対して値下がり銘柄数は1042、変わらずは90銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方から買い優勢の展開で日経平均は前日比プラス圏での展開に終始した。米国家経済会議委員長のコーン氏の辞任は株式市場の波乱要因となったが、その一方で、ホワイトハウスが鉄鋼やアルミニウム関税強化の対象国について柔軟な姿勢を示すなど、トランプ政権の保護主義に対する過剰な警戒ムードが和らいだことは、買い安心感につながった。ただ、日経平均は一時230円以上の上昇をみせたものの、後場は伸び悩んだ。外国為替市場では引き続き円高に対する懸念が拭い切れず、3月期末を前に国内機関投資家の益出しを狙った保有株売却の動きも上値を重くしている。あすにメジャーSQ算出を控えることや9日の米雇用統計の発表を前にして、積極的に上値を買う動きにも乏しかった。全体の値上がり銘柄数も値下がりを下回った。
個別では、東京エレクトロン<8035.T>が商いを膨らませ大幅高、ソフトバンクグループ<9984.T>、SBIホールディングス<8473.T>なども高い。任天堂<7974.T>が物色人気、エーザイ<4523.T>も活況高となった。メディカル・データ・ビジョン<3902.T>が急伸、イー・ガーディアン<6050.T>も値を飛ばした。キッツ<6498.T>、エスケイジャパン<7608.T>が大幅高、ステラ ケミファ<4109.T>も上値追い。オオバ<9765.T>、インプレスホールディングス<9479.T>も高い。
半面、コマツ<6301.T>、住友金属鉱山<5713.T>が軟調だったほか、花王<4452.T>、資生堂<4911.T>も売られた。鳥貴族<3193.T>、東京エネシス<1945.T>が急落、GMOインターネット<9449.T>、アイスタイル<3660.T>も大きく値を下げた。アインホールディングス<9627.T>、日本電子<6951.T>なども安い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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