東京株式(前引け)=続落、米株安など嫌気して売り優勢
きょう前場の東京株式市場は、朝方は目先筋の買い戻しで高く始まったものの、続かずに日経平均は寄り後ほどなくしてマイナス圏に突入、その後も次第に水準を切り下げる見送りムードの強い地合いとなった。トランプ政権の政策運営に先行き不透明感が漂うなか、前週末の米株市場が軟調だったことや、為替が1ドル=109円台前半で円高含みに推移したことも重荷となった。米韓両軍の合同軍事演習に対する北朝鮮の動向にも敏感になっている。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は拮抗しているが、前場の売買代金は1兆円を大きく下回る低調で、市場参加者不足を印象づける。
個別では任天堂<7974.T>が軟調、ソフトバンクグループ<9984.T>、東京エレクトロン<8035.T>、村田製作所<6981.T>なども冴えない。JT<2914.T>が値を下げ、ファーストリテイリング<9983.T>も売りに押された。あい ホールディングス<3076.T>が大幅安、ステラ ケミファ<4109.T>も利食われた。一方、トヨタ自動車<7203.T>が底堅さを発揮、花王<4452.T>も堅調。サノヤスホールディングス<7022.T>が値を飛ばしたほか、ペッパーフードサービス<3053.T>も連日の大幅高。石川製作所<6208.T>も買いを集めた。日本カーバイド工業<4064.T>が物色人気。岡谷電機産業<6926.T>は一時ストップ高となった。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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