東合成、前期経常を1％下方修正、配当は2円増額

　東亞合成 <4045> が1月31日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。21年12月期の連結経常利益を従来予想の190億円→189億円(前の期は130億円)に0.5％下方修正し、増益率が45.5％増→44.8％増に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の130億円→137億円(前の期は81.4億円)に5.4％上方修正し、増益率が59.7％増→68.3％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の91.6億円→90.6億円(前年同期は68.5億円)に1.1％減額し、増益率が33.6％増→32.2％増に縮小する計算になる。

　同時に、前期の年間配当を従来計画の34円→36円(前の期は30円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当連結会計年度の業績は、需要回復傾向の中での販売数量の増加により増収となりますが、営業利益および経常利益は、販管費の増加により減益となる見込みです。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券の売却益等により、前回発表予想を上回る見込みとなりましたため、2021 年12 月期連結業績予想を上記のとおり修正いたします。

　今回の業績予想の修正を踏まえ、株主の皆さまへの利益還元の観点から期末配当の予想は、前回予想の１株当たり 17 円に対し 2 円増配し、19 円といたします。この結果、１株当たり年間配当金は、前回発表予想に比べ 2 円増配の 36 円となる予定であります。