<動意株・8日>(前引け)=ミタチ産業、日本CMK、マルハニチロ、住友精化
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日本CMK<6958.T>=上昇加速。自動車向けプリント配線板メーカーの最大手で、半導体不足に伴う自動車生産台数減少の影響は受けているものの、注力するパワートレイン・走行安全系向けの販売は好調な推移を示しており、足もとの業績は急改善している。7日取引終了後に発表した23年3月期上期(22年4~9月)決算では営業利益が12億4500万円(前年同期比3.1倍)に急拡大しており、逆風環境下にあってポジティブサプライズとなった。株価は10月に入ってから急速に下値を切り上げてきたが、きょうはマドを開けて5日移動平均線を上放れる形となっている。
マルハニチロ<1333.T>=戻り足を強める。7日取引終了後、23年3月期の業績予想の修正を発表し、売上高は従来予想の9000億円から9700億円(前期比12%増)に増額。また、営業利益は240億円から270億円(同13%増)に上方修正しており、6期ぶりに過去最高利益を更新する見通しとなった。水産物が好調なほか、欧米向けにペットフードなども伸びており、マグロやブリの養殖ユニットの販売拡大も収益押し上げに貢献した。PERやPBRなど株価指標面で割安なほか、8月下旬以降は株価の調整局面が続いていたこともあり、値ごろ感からの買いも誘導している。
住友精化<4008.T>=大幅高で一気に年初来高値更新。前日まで3日続伸と上げ足を強めていたが、目先物色人気が加速している。同社は高吸水性樹脂が収益の主力で、半導体用ガスなどにも注力しているが、7日取引終了後、23年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の70億円から110億円(前期比36%増)に大幅増額しており、これを材料視する形で投資資金が流入している。営業利益は17年3月期に達成した105億4100万円を5億円弱上回る見通しで、6期ぶりに過去最高を更新する。好業績を背景に、今期年間配当も従来計画の120円に80円上乗せした200円(前期実績は120円)に増額しており、これも買いを後押している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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