AI関連期待のIPO銘柄
時価総額:2036億円
PER:549.48倍
PBR:36.63倍
【驚異的な利益の伸び】
昨年9月に上場した直近IPO銘柄の一角だが、マシーンラーニング・ディープラーニングを活用して業務効率化を実現するアルゴリズム製品を開発しており、人工知能(AI)関連の代表格に位置づけられる。自動運転やコネクテッドカー向けの新製品開発でも期待を担っており、18年9月期は営業利益段階で4割強の伸びが予想されている。トヨタ自動車と連携している点もポイントで、トヨタが注力するコネクテッドカーや自動運転分野での新製品開発に期待がかかる。
【取引先も大手IT企業】
顧客企業毎にいちからアルゴリズムを開発せずに、これまで同社が開発してきたテキスト理解・対話・画像認識・情報推薦・予測・異常検知・強化学習の7つのアルゴリズムを組み合わせて、スピード感を持って提供していけるのが特徴。取引先企業にも、LINEやNTT等、IT分野の大手企業が名を連ねている。
【今期経常は43%増で5期連続最高益更新へ】
17年9月期の連結経常利益は前の期非連結比2.4倍の3.8億円に伸び、18年9月期も前期比43.2%増の5.5億円に拡大を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、増益になる。
※17年9月期から連結決算に移行。
2012年にアルゴリズムの研究を行う技術者により創業。機械学習などを利用したアルゴリズムの開発やライセンスを提供しており、成長分野とも言えるAI分野のベンチャー企業。