東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1300に迫り、全体の6割近くを占めた。セクター別では、空運、鉱業、保険、パルプ紙など12業種が上昇。一方、海運が3%を超える下落となったほか、情報通信、金属製品、建設など21業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、信越化<4063>、ダイキン<6367>、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>がしっかり。半面、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、エムスリー<2413>が軟調だった。
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、前日に714人に達した東京都では、一部の指標について国が感染爆発に相当する「ステージ4」の水準に達していることも投資家の不安心理につながった。個別では、7月天井説が一部で報じられた海運株が急落したほか、陸運、石油石炭、不動産などといった景気敏感株にも売りが波及した。一方、業績予想を上方修正したパイプドHD<3919>やパソナ<2168>が上伸するなど個別材料株に個人投資家などの資金が向かう格好。
7月は上場投資信託(ETF)の決算期を迎えるものが多い。来週は7000億円規模の分配金捻出のための換金売りが想定され、7月前半は需給悪化が警戒されている。また、7~9月にかけて、日本企業が海外からの配当金や債券の利息を受け取る。その規模は5兆~6兆円とも言われ、これが円買い要因となりそうであり、為替が円高に振れやすいことも相場には冷や水を浴びせる要因。そのため、しばらくは軟調な展開が続きそうだ。
<FA>
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