日経平均株価
始値 23215.00
高値 23234.72(10:39)
安値 23039.48(14:01)
大引け 23087.82(前日比 -258.67 、 -1.11% )
売買高 12億4782万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆2909億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、前日の米株急落を受けてリスク回避売り
2.新型コロナウイルスの再拡大を背景に欧米経済の先行きに懸念
3.米国の大型経済対策への期待も後退、東京市場も主力株に逆風
4.米株先物安で市場心理悪化、日経平均は一時300円超の下落
5.全体の77%強の銘柄が値を下げ、業種別指数はほぼ全面安に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比525ドル安と反落した。セールスフォース・ドットコムやアップルなどハイテク株中心に売りが優勢となった。
東京市場では、リスク回避の売りが優勢となり、日経平均株価は続落。今月9日以来となる2万3000円トビ台まで水準を切り下げた。
24日の東京市場は、前日の米株安を受けて朝方からリスクを回避する動きが優勢となった。前日の米国株市場ではハイテク株中心に売り圧力が強まり、主要株指数が大幅安。特にナスダック総合指数の下げが目立つ展開となり、東京市場でもこの流れを引き継ぐ形で主力株を中心に幅広く値を下げた。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、欧米経済の先行きに対する警戒感が根強い。米国では大統領選を前に期待された大型経済対策への思惑も後退している。後場に入ると米株価指数先物の下落が市場心理を冷やし、日経平均は下げ幅を広げた。一時300円を超える下げをみせ、2万3000円大台割れを視界に入れる場面もあった。東証1部全体の77%強の銘柄が下落し、業種別では33業種中、精密機器を除きほぼ全面安だった。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が下値模索、任天堂<7974>も1000円を超える下げ。トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株も値を下げた。日立製作所<6501>、SMC<6273>が売られ、リクルートホールディングス<6098>も軟調。ニイタカ<4465>が急落、串カツ田中ホールディングス<3547>、ビーグリー<3981>も大幅安。日本製鋼所<5631>も大きく値を下げた。LIFULL<2120>、エイチ・アイ・エス<9603>の下げ足も目立つ。
半面、東京エレクトロン<8035>が逆行高で6連騰と気を吐いたほか、NEC<6701>も堅調。サイボウズ<4776>の上値追いも継続。HOYA<7741>、GMOグローバルサイン・ホールディングス<3788>も買いが優勢だった。ハピネット<7552>が急伸、島忠<8184>も商いを伴い大幅高。しまむら<8227>、日本調剤<3341>が買われ、ショーケース<3909>も上昇した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、オリンパス <7733> 、日本取引所 <8697> 、日立建機 <6305> 、エプソン <6724> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約27円。うち19円は東エレク1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、ファストリ <9983> 、中外薬 <4519> 、TDK <6762> 、エムスリー <2413> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約116円。うち62円はSBG1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は精密機器のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)空運業、(2)食料品、(3)医薬品、(4)その他金融業、(5)建設業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)鉄鋼、(2)非鉄金属、(3)鉱業、(4)輸送用機器、(5)ゴム製品。
■個別材料株
△フュトレック <2468> [東証2]
ロゼッタとカスタム音声認識の開発で業務提携。
△日本調剤 <3341>
経費抑制が奏功し上期最終を一転黒字に大幅上方修正。
△ネットイヤー <3622> [東証M]
ABEJAとAIを活用したDXスキームを共同開発へ。
△アドソル日進 <3837>
エネルギー分野の好調などで上期経常を上方修正。
△日本情報C <4054> [東証M]
家賃保証サービスのクレデンスと電子入居申込で提携開始。
△サムライJP <4764> [JQG]
Jトラストカード子会社化でフィンテック分野開拓
△メディシノバ <4875> [JQ]
新型コロナウイルスのワクチン開発で抗体の産生を確認。
△アイモバイル <6535>
東海東京調査センターが目標株価1480円に引き上げ。
△ハピネット <7552>
非開示だった21年3月期経常は45%増益へ。
△しまむら <8227>
9月既存店売上高が2ヵ月ぶり前年上回る。
▼ミツバ <7280>
4-6月期最終は54億円の赤字。
▼宝&CO <7921>
自己株処分の受渡日で売り優勢。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ハピネット <7552> 、(2)ソフトクリエ <3371> 、(3)コーア商HD <9273> 、(4)ケーユーHD <9856> 、(5)エイトレッド <3969> 、(6)島忠 <8184> 、(7)イチカワ <3513> 、(8)日ガス <8174> 、(9)しまむら <8227> 、(10)アイモバイル <6535> 。
値下がり率上位10傑は(1)タカキタ <6325> 、(2)ニイタカ <4465> 、(3)ビーグリー <3981> 、(4)日製鋼 <5631> 、(5)串カツ田中 <3547> 、(6)エムアップ <3661> 、(7)コーセル <6905> 、(8)日本CMK <6958> 、(9)テクノスJ <3666> 、(10)フェイス <4295> 。
【大引け】
日経平均は前日比258.67円(1.11%)安の2万3087.82円。TOPIXは前日比17.81(1.08%)安の1626.44。出来高は概算で12億4782万株。東証1部の値上がり銘柄数は419、値下がり銘柄数は1685となった。日経ジャスダック平均は3576.90円(32.96円安)。
[2020年9月24日]
株探ニュース
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