クラウドＷ、非開示だった今期営業は黒字浮上で2期ぶり最高益更新へ

　クラウドワークス <3900> [東証Ｍ] が2月12日大引け後(15:30)に決算を発表。21年9月期第1四半期(10-12月)の連結営業損益は1億0700万円の黒字(前年同期は2100万円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は営業損益(非連結)が1億円の黒字(前期連結は2億9800万円の赤字)を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しを示した。
　同時に、非開示だった10-3月期(上期)の業績予想は営業損益が1億円の黒字(前年同期連結は1500万円の赤字)を見込み、3期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しを示した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の-0.9％→5.9％に急改善した。

　※業績予想がレンジで開示されている場合は、レンジの中央値に基づいて記事を作成しています。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１．非連結決算への移行理由当社は、事業の選択と集中の方針のもと、コア事業であるマッチング事業への集中と一層の生産性向上を図るべく、2021年１月１日付で連結子会社である株式会社ビズアシ・株式会社gravieeを吸収合併いたしました。 この結果、連結決算は第１四半期までとなり、第２四半期以降は非連結決算となります。これにより、2020年11月13日に公表した連結業績予想を、今回の個別業績予想に変更いたします。なお、第１四半期まで連結子会社であった株式会社ビズアシと株式会社gravieeを吸収合併することにより、第２四半期以降に抱合せ株式消滅差損益を特別損益項目として計上する見込みです。なお、第1四半期の連結業績については、2021年２月12日開示の決算短信に記載しておりますので、そちらをご確認ください。２．2021年９月期個別業績予想における営業利益の新予想数値について当社は個別業績予想に移行するにあたり、第１四半期連結決算におけるマッチング事業の総契約額が3,682百万円（前年同期比+20.2%、当初連結業績予想進捗率26.2～27.3%）、売上高が1,795百万円（前年同期比+16.9%、当初連結業績予想進捗率24.1～25.9%）と好調に推移していることや、生産性向上プロジェクトによるコスト削減が進んだことから、当初連結業績予想として開示していた上半期営業利益の予想を赤字から100百万円以上、通期営業利益の予想を黒字から100百万円以上に上方修正することといたしました。これに伴い、第２四半期以降の個別業績予想における営業利益についても、連結業績予想から引き継ぐ形で新たな予想数値として公表しております。当初の連結業績予想における詳細な説明は、本日公表の「2021年９月期第１四半期決算説明資料」をご覧ください。